最近着物を着る機会がなかったので、頑張って着物で行くことに決め、少し前からコーデをあれこれ考えていました。
着物初心者の私ですが、このコーデを考える時間は、洋服とはまたひと味もふた味も違って、悩みながらもとっても楽しい時間です。せっかくなので、コーデの組み方を考えた過程から書いてみますね。
今回の時間帯は夜で、会場はホテルの少し大きめの部屋。新年会の集まりで、出席者の中では私は年が下の方です。
ということは、セミフォーマルに近い華やかな装いが求められますが、派手すぎるのもそぐわず、少し控えめ感があった方が好ましい。
さらに、私自身の好みがスッキリとした着こなしなのと、新年会といえど一月も下旬の時期だったので、新春っぽい華やかさよりも、通常のパーティー仕様のおしゃれコーデと考えることにしました。
まずきものは、華やかな訪問着という選択肢もあったのですが、スッキリ着たかったのでブルー系の一つ紋色無地に決めました。
母の古いきものを染め替えたもので、こちらのブログにも書いているお気に入りの一着です。
パーティ出席者らしくするには、帯はぐっと華やかにと思い、金箔糸が使われたゴージャスな印象の青緑色が基調の帯をチョイスしました。
きものと帯は難なく決まったのですが、帯揚げと帯締めで悩みました。
帯揚げ・帯締め次第でガラッと印象が変わってしまうのが着物の面白いところでもあり、難しいところでもあります。
全体的に青っぽい印象なので、帯の中から一色を取って赤系でアクセントをつけることも考えましたが、それだとトゥーマッチな感じがして何となく野暮ったい。スッキリと抜け感が欲しくて、「引き」のコーデで最終的に帯揚げ帯締めともに白系を選びました。
できあがったコーデがこんな感じです。
考えたあげく、半襟を金糸の入ったものにして顔周りが寂しくないようにし、やっとコーデが全部決定しました!
華やかさもありつつ、スッキリと一歩引いた感じの自分らしいパーティーコーデができたのではないかなと思います。
出席者の中に着物のプロの方がいらっしゃったのですが、色無地と帯の色合わせを褒めていただき、とても嬉しかったです!
着物って準備も片付けも大変だし、正直面倒ではあるのだけど、やっぱり頑張って着て良かった毎回しみじみ思います。
この春は、卒業式・入学式があるので、天気が良ければまた着物を着て出席したいなと思っています。