
先日の「SHOGUN 将軍」でのゴールデングローブ賞助演男優賞など、俳優として確かなキャリアを築いてきた浅野忠信。実は彼はアーティストとしても精力的に活動を続けており、リトルモアから刊行した画集『error』を皮切りに、ワタリウム美術館やパルコのアートギャラリーでの個展なども話題を集めてきました。
このたび、彼の作品を集めた大規模個展「TADANOBU ASANO EXHIBITION PLAY WITH PAIN(T)」が4月2日(水)~4月6日(日)、伊勢丹新宿店で開催されることに。膨大な作品群の中から、新作を含めた選りすぐりの約200点の作品の展示、原画の販売のほか、4月5日(土)には浅野氏自身が会場でライブペインティングを行うイベントも(入場は事前抽選制)。

「No.062」37×24cm ドローイング

「No.127」60.6×72.7cm 水彩
幼少期より絵を描くことに親しんできた浅野氏が本格的に作品制作に取り組み始めたのは、2013年に『羅曼蒂ク消亡史』を中国で撮影していたとき。海外での撮影で様々なことが起こる中、長い待ち時間を使って無我夢中で絵を描くことで自分を保つという経験をし、絵を描くことが自分にとって欠かせないことであると再認識したそう。以来1⽇1点、多いときは1⽇4、5点の作品制作を続け、今では3,500点以上の作品数に。
様々な画材を使って生み出された、タイトルもサインもない作品たち。ぜひ実際に会場に足を運んで、それらが持つ自由なエネルギーに触れてみて。

浅野忠信(あさの・ただのぶ)
1990年「バタアシ金魚」で銀幕デビューし、岩井 俊二、青山 真治、是枝 裕和作品などで個性派俳優に成長。「五条霊戦記 GOJOE」(00)などで知名度を上げ、「座頭市」(03)と「母べえ」(08)で日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞した。2024年に放映配信がスタートしたTVドラマシリーズ「SHOGUN 将軍」で樫木 藪重役を演じ、第82回ゴールデングローブ賞で日本人としては初となるテレビドラマ部門助演男優賞を受賞。
「TADANOBU ASANO EXHIBITION PLAY WITH PAIN(T)」
会期:2025年4月2日(水)~4月6日(日)
[初日15:00終了/最終日18:00終了]
会場:伊勢丹新宿店 本館6階 催物場
お問合せ先:伊勢丹新宿店 03-3352-1111 大代表
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