No.263 かえ

キュレーター資格を持つアンティークジュエリーディーラー

アンティークジュエリー店二代目、教育関係勤務のダブルワーカー。
息子は今春から社会人に。

こんな投稿しています！
☀︎一生使えるジュエリー
☀︎デイリーからフォーマルまでジュエリーコーデ実例

my favorities：フードアート、美術館巡り、カメラ。相棒の一眼レフでワクワクする写真を投稿します！

身長：160cm

jewelry_kae

2025年4月16日

見どころ満載！「ロエベクラフテッド・ワールド展」

レザー職人が集う工房として創業してから、世界的なファッションブランドになるまでの179年間の進化を垣間見てきました！

一緒に行った友人が「ロエベってどこの国のブランドだっけ？」という素朴な質問を．．．スペインです！情熱の国、スペイン！

展示の始まりにスペインの文化を細かく説明していて、ガウディの模型があったり、ピカソの紹介もありました。スペインってやっぱり天才たちが生まれた国なんだなぁ。

1920年代の刺繍バッグ
工具
アナグラムの刻印

道具のフォルムこそ美しい。アンティークのバッグもありました。今のロエベからは想像出来ない、ビーズ刺繍。アンティークが好きなので、興味津々と眺めます。

ロエベ　LOEWE ロエベクラフテッドワールド展　loewecraftedworldtokyo

今回のメインビジュアルであるクラフトバッグ。道具を入れるバッグがなくて、職人さんたちが作ったのが始まりだそう。なんておしゃれなクラフトバッグ。毎日のクラフトが絶対楽しくなる！

ロエベ　LOEWE ロエベクラフテッドワールド展　loewecraftedworldtokyo　Giant Pumpkin No.6 — Giant Pumpkin No.6

おーーきい！！と思わず唸ったこのかぼちゃ、なんとレザーで出来ています。
ツルっとした滑らかなレザー。アンセア・ハミルトンのハンドペイント。

レザーの見本は触れてOKなのです。色鮮やか〜

ロエベ　LOEWE ロエベクラフテッドワールド展　loewecraftedworldtokyo　ロエベのフラメンコバック — 着ているジャケットは、お気に入りM7daysのサテンギャザージャケット！

「フラメンコ」しかも朱赤のこの色、好きー！！

パズルトートってこうなっているのね。まるで折り紙！

レザーの編み込み加工。出来るまでの過程を見られるなんて貴重。それにしても出来上がるまでに相当の時間がかかるんだと想像できますね。

メロンのクラッチバッグ
使われたビーズ

ラフィアで出来たシェルのバッグ、顔がにょきっと出てきている壺、忘れられない可愛さ。

海の中にいるよう。水族館のような展示

ジョナサン・アンダーソンが手掛けたルック54体が集結。繊細な作りから大胆なデザインまで、ワクワクする空間でした。どれが自分好み？なんて話しながらお気に入りを見つけるの楽しいです。

緑色が好きなので、緑のレザージャケットの前で。キラキラとジュエリーが重そうなトップス、どうやって着るのかな？

ブルーのツイードも素敵。胸元にあるのは、猫？黒いコートはきっとメンズのもの。

ワオキツネザルの羊毛
スナ・フジタのコラボ作品

ハウルの城
カルシファー、ニットケープ

どーーーーん。こちら3mくらいあるのでは？全て皮で出来ているみたいです。LOEWE☓ジブリのコラボ作品。
コロナ禍でジブリ美術館が経営困難だった時に、ロエベが3年間スポンサーになってくれたそう。創作、職人魂という共通の観点で繋がっているんですねー！

終わってみて感じたこと。展覧会の中に大きなかぼちゃ、ありましたよね。実はかぼちゃ、好きなんです。食べるのではなく、芸術作品として。
高校の美術の時間に石膏でかぼちゃ作ってペイントしたものを美術の先生に褒められたことがありまして、そのことをきっかけに、ものづくりに対する愛しい気持ちが生まれた気がします。

そんな自分の原点を思い出すことが出来ました。

そして、職人技と遊びココロをあわせ持った、プロダクツ「LOEWE」がより好きになりました。ハイブランドというだけじゃなくて、そこにはちゃんと裏付けされた職人魂とデザインの進化。

自分も、ものづくり大好き人間として背筋が伸びた感じです。会場を後にする時、私もこんな風に、人の心を動かすものづくりがしたい！と強く思いました。

ロエベクラフテッド・ワールド展

開催期間：2025年3月29日(土)～5月11日(日) 時間：9:00～20:00(最終入場時間 19:00) 
住所：東京都渋⾕区神宮前6-35-6 ※入場無料(予約制)
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この展示会は、ロエベの歴史とクラフトに対する情熱を、五感を通して体感できる素晴らしい機会！会場全体がアート作品のようで、見どころ満載なので思い出に残る写真もたくさん撮れると思います。

皆さんもぜひ、この感動を体験しに足を運んでみてください！きっと、新しい発見とインスピレーションが得られるはずです！