
“ヴィンテージ”と聞くと、ちょっとハードルが高く感じる方もいるかもしれません。
でも実は、古着との違いはとてもシンプル。
一般的に20年以上前に作られたもので、デザイン性や素材、背景に価値があるとされるアイテムが「ヴィンテージ」と呼ばれます。
ただの“中古の服”ではなく、その時代にしかない魅力がぎゅっと詰まった特別な一着。
実際に見て触れていると、その空気感に引き込まれて、まるで宝探しをしているような気分に。
今回は、そんなVCMで出会った“ときめき”をいくつかご紹介します。
忙しい毎日でも、自分の「好き」という感覚を思い出せる時間があることって、何よりのリフレッシュになるなと感じました。
【HERMES リバーシブルジャケット】

深みのあるグリーンにジャングルの動物たちが描かれていて、背中全体がまるで一枚の絵のよう。
目にした瞬間、胸が高鳴りました。
素材はなんと総シルク!
軽さと肌触りの良さに驚き。エルメスならではの上質さがしっかり伝わってきます。
さらにリバーシブル仕様。
裏側も抜かりなく美しくて、どちらを表にしても着られるのが本当にすごい。
360度どこから見ても美しいシルエットで、「着るたびに気分が上がりそう」
状態もとても良く、色褪せもほとんどなくて、シルクの光沢感もそのまま残っているのが感動的!
何十年も前の服とは思えないほど綺麗で、まさに“特別な一点もの”こういうアイテムに出会えるのも楽しみの一つです。
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毎年誘ってくれる友達。これを着こなせるのは彼女しかいない。
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こんなにアニマルだらけなのに、上品なのは流石HERMES。
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サイドからのフォルムが本当美しい
【Levi’s ファーストデニムジャケット】

ジージャンの元祖とも言われる「Levi’s 506XX」、通称“ファースト”。
1940〜50年代初期に作られていた幻のモデルで、胸ポケットが一つだけというミニマルなデザインが特徴。
この一着は、袖の内側に“蜂の巣”と呼ばれる、長年の着用で自然にできたシワの跡がしっかりと入っていて、その入り方もまるで芸術作品のよう。
この“味”こそ、長い年月を経たヴィンテージだけが持つ魅力なんですよね!
当時の生地や縫製の質の高さ、そこに時間が加わることで生まれる唯一無二の表情になります。
だからこそ、ヴィンテージ市場でも非常に高価で取引される、まさに「着られるアート」でした。
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たたまれた姿も王者の風格。
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私の古着&ヴィンテージの師匠、お洒落すぎる。わかりやすく古着の魅力を教えてくれます。
【PEANUTS(スヌーピー×ベートーヴェン)のヴィンテージスウェット】

ピアノが得意なキャラクター“シュローダー”の胸元に、ベートーヴェンの肖像が描かれた非常に希少なデザイン。
このプリントはコレクターの間でも特に人気が高く、状態の良いものは本当に見つかりにくいんだそう。
鮮やかなイエローに、かすれたブラックプリントがヴィンテージならではの味を出していて、「可愛すぎる!!」と心の中で叫んでしまいました。
可愛さと渋さ、そのバランスが絶妙で、大人が着ても“子どもっぽくならない”ところが、スヌーピーアイテムのすごさですよね♪
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この色合いとスヌーピーの笑顔がたまらない
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古着のパンツに手描きアート。ピーナッツ好きなオーナーの手描き。
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こちらはオーナーさんの奥様の手描きだそう。 パンツに手描きアートが流行る予感。
バンドT・アニメT・Movie T

映画『AKIRA』やスタジオジブリのキャラクターTシャツなど、カルチャーを感じるTシャツのコーナーも大充実。
『AKIRA』のグラフィックはアートとしての完成度が高く、エッジを効かせた着こなしにぴったり。
ジブリのTシャツは、どこか懐かしさを感じつつも、大人の余裕をまとえるデザインばかりでした。
さらに人気だったのが映画Tシャツ(Movie T)。
90年代の名作映画のプリントTなど、「あの頃夢中になった作品」に再会できるのも、ヴィンテージの面白さのひとつ。
音楽も映画もアニメも、自分の“好き”を着て楽しめるって、やっぱり楽しい!
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ジブリTは特に海外で人気があるそう。特にこのデザインは凄いお洒落でほしくなっちゃいました。(高くててがでなかったw)
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バンTは古着初心者でも着こなしやすいですよね。
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レオ様♡かっちょいい。私はハングオーバーのMovie Tをもってます。
今回二度目のVCMを訪れてみて、あらためて感じたのは、ヴィンテージの世界は奥深くて、だからこそ楽しいということ。
“ただ古い服”じゃなくて、その一枚一枚に時代や想いが刻まれていることに気づくと、もう…沼です(笑)。
でも、だからといって難しく考えなくても大丈夫!
まずはTシャツやスウェットなど、気軽なアイテムから日常にちょっとだけ“ヴィンテージ”を取り入れてみると、いつもの服が新鮮に見えて面白いと思います♪
大人になった今だからこそ、“自分の好き”に正直になれるおしゃれ、はじめてみませんか?
私の戦利品もまた今度紹介します!