昨日、特別一般公開された
ブシュロンのハイジュエリーコレクション
「UNTAMED NATURE(手つかずの自然)」
を見に行ってきました(^^)
のひとつである "Boucheron(ブシュロン)"
ドロップモチーフの "セルパンボエム"や
「4」を意味する "キャトル" シリーズは
あまりにも有名ですよね(^^)
実は動物の表情を繊細に表現している
"アニマルコレクション"や
孔雀の羽をイメージした
"ナチュール”など
可憐で動きのある繊細なデザインを
得意とするブランドでもあります
そんなブシュロンの新コレクション
「UNTAMED NATURE」は
その名の通り
人工的に手入れされた自然ではなく
野草や昆虫をありのままに
写実的に表現したハイジュエリーです
先が折れ曲がった葉っぱ
ひとつひとつ形の違う蕾
今にも動き出しそうなクワガタムシ
羽の色の特性を見事に表現しているマルハナバチ
石の大きさではなく
デザインの忠実性と
職人さんたちの技法により
見事に表現された作品は
ジュエリーでありながら
どれも素晴らしいアート作品でした
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以前のハイジュエリー作品 100年以上前のものも
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新コレクション 「UNTAMED NATURE」の作品
まず最初に展示されていたのは
以前の作品です
古いものは1800年代のものもありました
200年以上昔にも
こんなに精巧な作品が作れたのか
と感動すると同時に
ひとつひとつのデザインのユニークさから
ブシュロンの自然に対する愛情の深さを感じました
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上から順番に、 "シダ" ネックレスとブレスレット、 "フラワー"、 "コムギ"、 "ビーン"、 "ツツジ"、 "ヒルガオ"、 "スランガ"
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左上 "ハチ"、 左下 "クワガタムシ"、 右3点 "ハエ"
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上 "フラワーとリーフ"、 左 "スズラン"、 右上から順番に "アンベルフラワー"、 "キク"、 "植物と昆虫"
サファイアやルビー、エナメルなど色が使われていたこと
というのも、今回の新コレクションは
多くの作品がダイヤモンドと地金のみで
表現されているのです
技術の進歩とブシュロンが築いてきた年月の重みを
感じずにはいられませんでした
「UNTAMED NATURE」
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野草をありのまま、写実的に表現されています 全てダイヤモンドとホワイトゴールドで作られています
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"ロゾー(葦)" 葉のねじれや曲線の美しいこと!

周りに配置された放射状のダイヤモンドとパヴェダイヤが
その美しさを引き立ててくれています
また、茎の太さの変化や
ひねりのある葉の様子も
とにかく自然で美しい!!!
続いて私が一番印象に残った
「昆虫」の作品です(^^)
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"ブルドン(マルハナバチ)"
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"パピヨン ドゥ ニュイ(夜の蝶)"
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"スカラベリノセロス(カブトムシ)"
びっくりしたのが、この羽の表現方法です
先ほど、多くの作品が
ダイヤモンドと地金で作成されていると
書きましたが、昆虫の羽には
マザーオブパールが使用されています
(マルハナバチの黒い部分はオニキスです)
昆虫の羽は薄く、光の干渉を受けますよね
マルハナバチやカブトムシの羽には
薄くしたマザーオブパールに
同じく薄くしたロッククリスタルを重ねることで
よりリアルに、この羽の色味を表現しています
夜の蝶については
マザーオブパールの中から
まだらに模様のあるものを探し
左右が対象になるように配置
彫りを入れて羽の様子を表現したそう
細部までこだわって生まれた昆虫たち
とても美しく、生命力を感じる作品でした
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"シャルドン(アザミ)"
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"ロジエ(バラの木)"
葉っぱの先まで丁寧に表現され
蕾については、これから膨らんでいきそう!
あまりの美しさに
一緒に来ていた友人と
しばらく見入ってしまいました
今回の展示では
ブシュロンのスタッフさんが
作品の側にいらっしゃり
とても丁寧にひとつひとつの
特徴を説明してくださりました
見ているだけでは分からない
細かなディーテールまでお話が聞けて
より作品の素晴らしさに触れることができました

長くなってしまいましたね…
最後までお読みいただき
ありがとうございました(^^)
それでは、また