それが、島根県・出雲で代々受け継がれてきた「井上古式醤油」でした。
瓶を開けた瞬間に感じる、ふくよかで深みのある香り。
色も一般的な濃口醤油より少しやわらかく、どこか上品さを感じさせます。ひと口なめてみると、角がなく、丸みのある旨みが舌にやさしく広がります。
お刺身や冷ややっこはもちろん、煮物や炒めものまで、料理の格がぐっと上がるような、そんな力のあるお醤油です。
井上古式醤油では、国産の丸大豆と小麦を原料に、出雲の気候に寄り添いながらじっくり1年半以上もかけて自然発酵・熟成させています。
一般的な速醸法では短期間で味を整えますが、天然醸造では微生物が自然に働き、複雑で奥深い旨みや香りを生み出します。
また、添加物を使わずに時間をかけて発酵させることで、からだへの負担も少なく、安心して口にできるのも大きな魅力です。
最近では、「発酵食品は腸に良い」と注目されることも多いですが、このような伝統的なつくり方のお醤油は、まさに“食べる発酵文化”。腸を整えるのにも最適です。
昔ながらの知恵と技術が、今の私たちの暮らしにも、やさしく寄り添ってくれます。
日々の食卓からからだが喜ぶものを
“特別な調味料”というより、日々のごはんをちょっと豊かにしてくれる存在です。
そして、腸活にもおすすめの天然醸造。この手間暇で価格もお手頃にして下さっているのが、本当に有難いです。
季節の食材とともに、この丁寧につくられたお醤油を味わっていきたいと思います。
本日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。