ここから御徒町方面に歩いてガチ中華に行き、博物館で消耗したカロリーを補給するのが私の定番コースであります。
【アリヤ清真美食 上野店】
ちなみに「ハラール中華」とは、イスラム教の戒律で許されている(=ハラール)食材や方法で調理された中国料理のこと。というとちょっと特殊な感じがしますが、中国は中東と地続きであり、イスラム教が公式に認められている宗教の一つということもあってか、ハラール料理が一般的な料理ジャンルとして根付いているようで、去年旅行した北京でも「清真(=ムスリム)」を掲げたレストランをたくさん見かけました。
このふとっぱら加減が、実に大陸っぽい。
こりゃご飯がもたないぞ、と心配になりかけた頃に、メイン料理登場。
お箸でグワシと掴んで口に運ぶと、細切りにして醤油ベースで炒めつけたセンマイやレバー、タマネギ、ピーマンといった食材が、クミンとゴマ、それに香ばしい羊の脂をまとわせて、口の中でシルクロードの隊商宿の宴会状態。
これはたまらぬ!と白ご飯に後を追わせると、味付けの濃さとスパイシーさが緩和され、白米の懐の深さに改めて感動を禁じえません。
メインを食べて、副菜を食べて、を繰り返していると到底ご飯が足りなくて、ダイエット中なのにお代わりしてしまいました。
ぼっちは仕方なく一人で平らげます(余ったら持ち帰らせてくれるからご心配なく)。
それにしてもガチ中華の勢いはすごいなぁ。次から次へと新店がオープンしているようなので、引き続きウォッチングしてまいります!

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