シャネルの芸術的な手仕事に触れる展覧会「la Galerie du 19M Tokyo」に行ってきました。
そこには、11のメゾンダール(工房・アトリエ)と、刺繍・羽根細工・装飾具・金細工・プリーツ・靴・帽子などを専門とする約700人の職人たちが所属しています。
今回訪れた展覧会「la Galerie du 19M Tokyo」は、そんな職人たちの“手仕事の美”に触れられる特別な時間でした。
「le Festival」──職人技が花開く空間
壁一面にはおしゃれな壁画。
刺繍や羽根細工、装飾具、金細工、プリーツ、靴、帽子など、それぞれの職人のアトリエが展示されていました。
上を見ても横を見ても、細部にまでおしゃれが散りばめられていて、空間にいるだけで感性が刺激され、終始ワクワクでした。
素材、仕立て、その背景にある細部へのこだわりや手仕事の技を知ると、服はただの“着るもの”ではなく、特別に感じられる。
そんな気づきを与えてくれました。
「Beyond Our Horizons 未知なるクリエイション、その先へ」
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障子にも装飾
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刺繍で作った苔
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繊細な蝶々の刺繍
障子に施された装飾、植物や動物をモチーフにした作品群。
シフォンやツイード、刺繍でつくられた繊細で芸術的な作品が並び、伝統と現代の感性が調和した、美しい空間が広がっていました。
「Lesage 刺繍とテキスタイル、100年の物語」
ルサージュの歴史や、実際に使用されている道具を使った作業場の再現、スケッチから刺繍へと仕上がっていく制作プロセスなど、職人の繊細な技術を間近で感じられる空間でした。
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刺繍体験
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素材パーツもかわいい
一針一針に込められたこだわり、素材選びやデザイン。
そのすべてが、職人たちの丁寧な手仕事の技術によって形になり、美しい服や作品へと生まれ変わっていくのだと感じました。
伝統的な手仕事の世界に触れながら、服づくりの奥深さを感じ、美しいものに包まれた幸せな時間でした。



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