磯部安伽
ファッションエディター。確かな知識と世界観のある美しいページ作りで、各女性誌から絶大な信頼を集める一方、センス抜群の私服コーデが毎回読者投票の上位にランクイン。スタイリスト福田亜矢子氏との連載「おしゃれは2周目からがおもしろい!」も好評
お店に入れば欲しいものが3枚は見つかる、それくらい世の中に可愛いニットはたくさんあります。でもお金にも収納にも限りはあるから、ちゃんと考えて買わないと大変なことに!そこで重要なのが、「ニットってクオリティ」。この言葉を胸に厳選した3枚です。
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■スローンのケーブルニット
「豊富なサイズ展開から吟味した、コンパクトに着られるケーブルニット」 「『スローン』は2 年目の新しいブランド。でも、もう10年はあるんじゃないかっていうくらいの"隣にいる感"です。ユニセックスなのでサイズ展開が豊富で、このケーブルニットも、大きいサイズをぷかっと着る着方もすごく可愛い。でも私はゆるいボトムと合わせたいから、一番小さいサイズを選択。ケーブルでこのコンパクトさはなかなかありません」
「豊富なサイズ展開から吟味した、コンパクトに着られるケーブルニット」 「『スローン』は2 年目の新しいブランド。でも、もう10年はあるんじゃないかっていうくらいの"隣にいる感"です。ユニセックスなのでサイズ展開が豊富で、このケーブルニットも、大きいサイズをぷかっと着る着方もすごく可愛い。でも私はゆるいボトムと合わせたいから、一番小さいサイズを選択。ケーブルでこのコンパクトさはなかなかありません」
ニットに表情があるからグレーのワントーンが簡単に決まる
「グレーニットは冬の定番ですが、ここ数年は必ずニット自体にニュアンスがあるものを選ぶようにしています。プレーンなものだと、女っぽく着るのがなかなかむずかしくって。でもこんなふうにニットに表情があると、すごく簡単にワントーンコーディネートが決まるんです。ちなみにこの、ぴたっとしすぎずオフタートルほどゆるくない絶妙なネックかげんは、デザイナーさんのこだわりだと聞きました。着心地がよく、横から見た時のラインもきれいです」 KNIT:SLOANE T-SHIRT:Hanes×6 PANTS:STELLA McCARTNEY BANGLE:PHILIPPE AUDIBERT BAG:Cartier
「グレーニットは冬の定番ですが、ここ数年は必ずニット自体にニュアンスがあるものを選ぶようにしています。プレーンなものだと、女っぽく着るのがなかなかむずかしくって。でもこんなふうにニットに表情があると、すごく簡単にワントーンコーディネートが決まるんです。ちなみにこの、ぴたっとしすぎずオフタートルほどゆるくない絶妙なネックかげんは、デザイナーさんのこだわりだと聞きました。着心地がよく、横から見た時のラインもきれいです」 KNIT:SLOANE T-SHIRT:Hanes×6 PANTS:STELLA McCARTNEY BANGLE:PHILIPPE AUDIBERT BAG:Cartier
■オーラリーのゆるニット
「一枚で勝負できる、極上のベビーカシミア。まさにニットはクオリティ!」 「正直、お値段は張りました。でも、『ニットってクオリティ』っていう、40歳を過ぎて私がたどりついた結論を体現するような最高の一枚。起毛感やベージュの色みの今年らしさ、顔映りをよくするほのかな光沢感。そして旬ブランドならではの、今っぽいゆるっとしたデザイン! 1 ・2 が決まるベーシック派の勝負ニットです」。
「一枚で勝負できる、極上のベビーカシミア。まさにニットはクオリティ!」 「正直、お値段は張りました。でも、『ニットってクオリティ』っていう、40歳を過ぎて私がたどりついた結論を体現するような最高の一枚。起毛感やベージュの色みの今年らしさ、顔映りをよくするほのかな光沢感。そして旬ブランドならではの、今っぽいゆるっとしたデザイン! 1 ・2 が決まるベーシック派の勝負ニットです」。
カジュアルに過ごす日こそ、ニットの上質さが威力を発揮
「クルーニットとチェックパンツ、小物はコンバースとかごバッグ。アクセサリーもバングルのみ。一歩間違えるとほっこりしてしまう、カジュアル度が高い組み合わせも、ニットのクオリティがちゃんと大人っぽく見せてくれます。ふだんヒールをめったに履かないし、シンプルでカジュアルなスタイルが大好き。だからこそ、ニットをはじめとして、アイテム自体が上質なこと、または"上質そうに見える"ことが、私にとってはすごく大事なんだと思います」 KNIT:AURALEE PANTS:J.CREW BANGLE:HERMÈS BAG:M7days SHOES:CONVERSE
「クルーニットとチェックパンツ、小物はコンバースとかごバッグ。アクセサリーもバングルのみ。一歩間違えるとほっこりしてしまう、カジュアル度が高い組み合わせも、ニットのクオリティがちゃんと大人っぽく見せてくれます。ふだんヒールをめったに履かないし、シンプルでカジュアルなスタイルが大好き。だからこそ、ニットをはじめとして、アイテム自体が上質なこと、または"上質そうに見える"ことが、私にとってはすごく大事なんだと思います」 KNIT:AURALEE PANTS:J.CREW BANGLE:HERMÈS BAG:M7days SHOES:CONVERSE
■ドゥロワーのリブタートル
「リブタートルと言えばこれ。替えがきかない、名品中の名品です」 「ベーシック派にとって、黒のリブタートルは絶対。でも若いころと違って、どんな黒タートルでもいいっていうわけにいかなくなりました。そこに登場したのが、『ドゥロワー』のリブニット。その魅力を今さら語る必要はないかもしれませんが、体がきれいに見えることに加えて、実は丈夫さも魅力。カシミアなのに毛玉になりづらく、もう何年も愛用中です」
「リブタートルと言えばこれ。替えがきかない、名品中の名品です」 「ベーシック派にとって、黒のリブタートルは絶対。でも若いころと違って、どんな黒タートルでもいいっていうわけにいかなくなりました。そこに登場したのが、『ドゥロワー』のリブニット。その魅力を今さら語る必要はないかもしれませんが、体がきれいに見えることに加えて、実は丈夫さも魅力。カシミアなのに毛玉になりづらく、もう何年も愛用中です」
黒タートルのベーシックさを軸に、ジャケット×デニムをアップデート
「ジャケットとデニムなんていう、もう20年は着てるだろうっていう定番のスタイルを、ジャケットの長さとデニムのダメージで今年らしく。ニットと、そして黒のもつきれいめ感がトレンドアイテムをうまく受け止めてくれます。このリブタートル、今回紹介したボトムすべてに合います。たぶん、この冬一番出番が多くなりそう」。パンツ¥30,000/アッシュ・スタンダード二子玉川ライズ店(トラーヴ) 靴¥55,000/ブリティッシュメイド 銀座店(ジョセフ チーニー) KNIT:Drawer JACKET:STELLA McCARTNEY DENIM PANTS:TRAVE BAG:JEROME DREYFUSS SHOES:JOSEPH CHEANEY
「ジャケットとデニムなんていう、もう20年は着てるだろうっていう定番のスタイルを、ジャケットの長さとデニムのダメージで今年らしく。ニットと、そして黒のもつきれいめ感がトレンドアイテムをうまく受け止めてくれます。このリブタートル、今回紹介したボトムすべてに合います。たぶん、この冬一番出番が多くなりそう」。パンツ¥30,000/アッシュ・スタンダード二子玉川ライズ店(トラーヴ) 靴¥55,000/ブリティッシュメイド 銀座店(ジョセフ チーニー) KNIT:Drawer JACKET:STELLA McCARTNEY DENIM PANTS:TRAVE BAG:JEROME DREYFUSS SHOES:JOSEPH CHEANEY
撮影/西原秀岳(TENT/物) 須藤敬一(人物) ヘア&メイク/TOMIE(nude.) スタイリング協力/池田めぐみ