そのバランスが何よりも大切。
そんな微妙なラインを支えてくれるアイテムが、私にとってはスカーフです。
1枚のスカーフがつくる「信頼感」
社長同行の日や打ち合わせなど、少し緊張感のある場面では、
首元にひと結びするだけで、自分自身の気持ちも引き締まります。
柄や結び方を変えるだけで、装いも気持ちも自然と切り替わる。
それがスカーフの魅力です。
オフィスでの“品格ある個性”として
その人の人柄や空気感まで伝えるのが装いの力です。
スカーフを結ぶときは、鏡の前で必ず姿勢を正す。
それだけで、内面まで整うような感覚があります。
スカーフコーデのポイント
色:ベースは落ち着いた色味に、アクセントを一点。
結び方:首元を隠さず、顔まわりを明るく見せる結び方を意識。
バランス:全体のトーンを3色以内にまとめると品格が保たれる。
【写真:ネイビー×レッドスカーフ】
襟付きシャツやジャケットにぴったり。
結び目を少し横にずらすと、顔まわりが華やぎます。
結び方:
スカーフをバイアス折り(斜め折り)にして細長くする
指輪に通して前側にする
スカーフの左右を指輪に通す
ポイント:
きっちり結びすぎず、少し空気を含ませると柔らかい印象に。
【写真:ブラック×ペイズリーのロングスカーフ】
ワントーンコーデの日におすすめ。
首元を長く見せ、スタイルアップ効果も。
結び方:
細く折ったスカーフを首にかけ、前で一結び
結び目を下にずらして、端を縦に流す
軽くツイストさせて動きを出す
ポイント:
柄の一部が自然に見える位置に調整すると、上級者の印象に。
【写真:ホワイトシャツ×グリーンパンツ×ツイード風ジャケット】
来客対応や社内打合せなど、日常使いに。
控えめながら清潔感があり、信頼感を与えます。
結び方:
細めに折ったスカーフを半分に折る
シャツの第一ボタンとの間に入れて通す
ポイント:
「結び目を整えすぎないネクタイ風」で時にハンサムに
年齢を重ねるごとに、自分の色や形を選べるようになる。
それは、仕事も同じ。
日々の装いを通して、自分らしいスタイルを育てていく——
それも、エグゼクティブ秘書という仕事の醍醐味のひとつです。
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