先日、1歳11ヶ月の息子を連れて「三鷹の森ジブリ美術館」へ行ってきました。緑豊かな井の頭公園の一角にあり、建物そのものが自然と溶け合うように佇んでいます。看板や案内板、窓の形まで世界観が細部に宿っていて、到着した瞬間から心が弾みました。
入場とトトロのお出迎え
入り口では、大きなトトロが笑顔でお出迎え。このトトロは退館後も写真撮影ができるため、帰りに撮る予定の方は、最初に並んでおくのがおすすめです。
子連れでも安心な館内
まるで迷路のように、階段を上ったり小さな通路を抜けたりしながら、“探検”する感覚が自然に生まれました。子どもの頃のワクワクした気持ちを、大人になった今も追体験できるあたたかな場所でした。
子どもに大人気の「ネコバス」コーナー
屋上には「守り神」のロボット兵が佇む
カフェ「麦わらぼうし」でランチタイム
美術館限定の“ピンクのトトロ”
このピンクのトトロは、映画には登場しない三鷹の森ジブリ美術館限定のオリジナルキャラクター。我が家では訪れた場所のマグネットを玄関に飾っているのですが、このムゼオトトロのマグネットを飾ると、息子は毎日「いってきます」「ただいま」と声をかけています。
もうひとつ購入したトトロのキーホルダーもお気に入りで、今では街でぬいぐるみを見かけるたびに「トトロ!」と大はしゃぎ。ジブリ美術館での体験が、帰宅後の日常にも小さな魔法のように息づいています。
館内シアターで“言葉を超える物語”を体験
言葉を超えて心をつなぐ力。それこそがジブリの魅力だと改めて感じました。
息子にとっては、これが初めての映画体験。途中で飽きてしまうかも…と少し心配していましたが、最後まで真剣なまなざしで見入っていました。ジブリのアニメーションの持つ“静かな力”を感じたひとときでした。
また、入場券には実際のジブリ作品のフィルムの一部(35mmフィルムスリップ)が埋め込まれており、ひとりひとり異なるカットになっています。透かすと、まるで物語のかけらを自分だけが持ち帰れるようで――まさに、ジブリらしい粋な演出です。
まとめ
息子が目を輝かせながらネコバスを駆け回り、静かに映画を見つめていた姿。帰宅後もトトロのマグネットに「ただいま」と声をかける姿。どれもが、ジブリの物語が日常にそっと溶け込んでいく瞬間のようでした。
三鷹の森ジブリ美術館は、子どもに“初めてのわくわく”を、大人には“忘れていたときめき”を思い出させてくれる特別な場所でした。

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