今回、集英社Marisol編集部より参加の機会を頂き、富山県へ行ってまいりました。
なんだか、富山県が面白いことやっているんです。
それが、「寿司といえば、富山」
2024年から本格始動したブランディングプロジェクトで、2032年までに「寿司といえば、富山」とイメージする人の割合を9割にすることを目指しているそうです。
富山の多様な寿司
ます寿しは、関西で発達した「押し寿司」文化が富山にも伝わり、富山県を流れる神通川に現れるサクラマスと出合うことで生まれたそうです。現在、富山県内のます寿しを作っているお店は20軒以上あり、レア度、肉厚度、酸味度、酢飯の柔らかさから固さまで、お店ごとにそれぞれ異なるので、自分のお気に入りのお店を探すのも良いですね。
富山には他にも、「なれ寿司」もあります。これは、乳酸と米麹の働きによって保存性とうま味を高めた料理で、富山湾でたくさんとれる魚を無駄にせず、時間が経っても食べられるよう工夫された寿司です。
このように、富山には、馴染みのある「握り寿司」以外にも、多様な寿司文化があるのです。
並ならぬ鮮度へのこだわり「氷見回転寿司粋鮨 高岡店」
オススメのお店、1店目は「氷見回転寿司粋鮨 高岡店」です。
最大のオススメポイントは、鮮度です。毎朝、氷見港で仕入れる魚をすべて市場内で水洗い(エラや内臓を取除く下処理)しているそうです。このような下処理を市場内で行っているお寿司屋さんは他に無いようです。
このひと手間が、鮮度を保ち、魚本来の旨味を引き出すのだそうです。
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「わたしたちの、工芸寿司皿 SUSHI PLATE」にのった氷見朝とれ3種
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「わたしたちの、工芸寿司皿 SUSHI PLATE」にのった氷見朝どれ3種
私は、「岸本耕平」さんが作成した、鋳込みガラスに、独自の表面処理を行ってプラチナを焼き付けている特別な一皿で。
職人さんが心を込めて握るお寿司と、職人の技が光る一枚のお皿が出会うことで、「一期一会」の感動を味わえ、思い出に残るひと時になると思います。
未来の寿司職人の養成も行う、「鮨順風満帆」
富山市の岩瀬漁港から毎朝仕入れる魚介を使った握りや一品料理を楽しめます。
駅近で、落ち着いた雰囲気。店内にはカウンターや個室もあるので、用途に応じて利用できるのは助かりますよね。
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お店の入り口
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店内のカウンター
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香箱がに
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げんげの天ぷら
まずは、アオリイカとヒラメ。ねっとりとしたアオリイカと、ぷりぷりのヒラメ。
未来の寿司職人の養成を行う取り組みは、サステナブルで社会貢献が高いことだと感じました。
私たちが美味しいお寿司を食べるには、寿司職人さんが欠かせませんからね。
今回、6年振りの富山でしたが、またすぐに美味しい魚介を求めて行きたくなってます。今年の「氷見寒ぶり宣言」が出たら、行こうかな…


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