その後、平和大通りの緑を眺めながらのTHE KNOT HIROSHIMAのモーニングがまた格別でした。
前日の“飲んで食べて”のダメージ(?)を一気に回復してくれるような、テンションの上がる朝ごはん!
メインを一つ選び、ほかはバイキング形式なのですが、スープもサラダもデザートも全部おいしくて、つい食べ過ぎちゃいました。
私が選んだメインはアサイーボウル。これが大正解でした。
もともと園芸資材の倉庫だった建物をそのまま活かし、ベーカリー&カフェやシェア型カフェスタンド、本屋さんなど、心地よいお店がひとつの場所にギュッと集まっています。
ここで過ごしていると、自然と人がつながっていく感覚があって、
「みんなでつくる、みんなの場所」
という代表・谷口さんの想いがしっかりと根づいているのを感じました。
時間がゆっくり流れていくような、ゆるやかな空気が本当に心地よくてちょっと寄り道するだけで、気持ちがふっと軽くなるような場所でした。
私の大好きなあのパン屋さんの味が広島でも楽しめるなんて、もうビックリです。
広島の素材を使ったパンが40種類以上そろっているそうで、これはぜひ食べてみたくなりますね〜。
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グリーンが気持ちよいオシャレな店内。
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バイパス工事の影響で枯れた大楓。その姿を偲んで店内には新たな楓の木のシンボルツリーを。
とっても可愛い家具や雑貨に一目惚れ、つい欲しくなりました。
広島県広島市佐伯区皆賀3丁目8-11
TEL : 082-922-7380
シェフがイタリアのレストランで学んだ基礎に、現地で触れた文化を取り入れた料理が魅力。
完全予約制のディナーは広島県産を中心にした旬の食材のおまかせコース。上質だけど“普段使いの延長”のように気軽に楽しめる、あたたかい雰囲気のお店です。
広島県産のお野菜プレートが本当に美味しくて、思わず心がゆるみました。
中でも「ぷちぷよ」というミニトマトにびっくり。
皮が驚くほど薄くて、口に入れた瞬間ふわっとはじける甘さ…。
今まで食べてきたトマトとはまったく違う、新しい美味しさに感激しました。
丁寧に作られた料理って、体も心も喜ぶんだなぁと実感。
また行きたい、そんなお店でした。
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優しいカラーの落ち着く店内。
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広島県産のお野菜を使った前菜の盛り合わせ
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PASTA 大野あさりとカラスミの黄色いトマトソース
広島県広島市西区吉江新町6-4
TEL:082-275-6330
自社牧場で、草地酪農にこだわって育てた牛たちのミルクが自慢。
土作りから丁寧に向き合い、安心でおいしい乳製品を届けているサゴタニ牧場さん。アイスクリームなどのスイーツも大人気!
自然の中でゆったり過ごせる癒しスポットでした。
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広大な牧草地!眺めているだけで、気持ち良い。
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牛さん、ヤギさんに餌やりもできます!
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食欲旺盛でした!
草地を歩いていると、久保さんがいきなり
「ちょっとこれ、匂ってみて。どんな匂い?」
と、ニコニコしながら聞いてきました。
恐る恐る近づいてみたのですが、私も周りの人たちも
「え、匂いしない…?」
という反応。
すると久保さん、楽しそうに
「これ、牛の糞だよ」と。
続けてこんな話をしてくれました。
「牛はね、自分の糞の近くの草は食べないんだよ。でも時間が経って土に戻っていくと、匂いが消えて、またその草を食べ始めるんだよ。」
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牛さんにも触ってきました。
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『これ匂ってみて』の一コマ。
そして、もうひとつ感心したのが“牛乳づくり”へのこだわり。日本に多く出回っているのは、120〜150℃で2〜3秒だけ加熱して殺菌する「超高温瞬間殺菌牛乳」。賞味期限も長く、スーパーでもよく見かけるタイプです。
でも、サゴタニ牧場が作っているのは「低温殺菌牛乳」。65℃で30分、じっくりと時間をかけて殺菌する方法で、手間もコストもかかるそう。でもそのぶん、牛乳本来の香りややさしい舌ざわりが残るのだとか。
65°殺菌30分の牛乳と85°殺菌20分の牛乳の飲み比べもさせて頂きました。65°低温殺菌の方はさらりとして臭みもなく飲みやすい!こんなに味が違うのかとびっくりしました。
(バター作り、牧場見学ツアーは要予約)
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ジェラードも美味しそう。 迷って迷ってソフトクリームを選択!
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なめらかで美味しい!
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広大な牧場を眺めながら、最高でした。
広島県広島市佐伯区湯来町大字白砂1207-2
TEL: 0829-86-0337
2023年3月に開館。世界的建築家・坂茂氏が手がけた美術館で、建物そのものがアートのよう。
2024年にはユネスコ主催の「ベルサイユ賞」で“世界で最も美しい美術館”最優秀賞を受賞し、国内外から注目されています。
穏やかな海を望むロケーションも魅力的!
そして何より目を奪われたのが、水盤の上にそっと浮かぶように配置された8つの可動展示室。建築家・坂 茂さんが瀬戸内海の島々から着想を得て、広島の造船技術を活かし、水の“浮力”で動かせるよう設計されたのだとか。
水の上を静かに滑るように移動する姿は、まるで建築そのものがアート作品のようで、ここでしか見られない特別な体験でした。
SIMOSE新コレクション展—サム・フォールズ、松山智一
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1年以上を費やした高さ3.6m、横幅45mを超える大作。
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木の温もりがあるミュージアムショップ。
日が沈んだあとの美術館では、カラフルな可動展示室がライトアップされ、期間限定のイルミネーションも楽しめるとのこと。昼間とはまったく違う、幻想的な“夜の下瀬美術館”に出会えるそうです。
〈開催日〉
12月6日(土)、13日(土)、20日(土)、24日(水)、25日(木)、27日(土)
1月10日(土)、11日(日)、17日(土)、24日(土)、31日(土)
ナイトミュージアム、これはぜひ行ってみたくなりますね!
広島県大竹市晴海2丁目10-50
TEL: 0827-94-4000
この記事を読んでくださった皆さまにも、広島の魅力が少しでも伝わっていたら嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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