荒野広治 meot婚活相談所運営、モテ期プロデューサー
Vol.19 クリスマスまでの婚活は「予定ナシ」で挑む
読者の皆さん、こんにちは。モテ期プロデューサーの荒野です。
いよいよ12月です。皆さん準備はいいですか? 1年で最も婚活市場が熱くなる季節。チャンスを逃さないように、最終仕上げをしていきましょう。
突然ですが、クリスマスはお好きですか? 師走の慌しさとともに、なんだか街全体が浮かれたムードになるこの季節。ツリーにもサンタクロースにももう興味がない、なんていう人は、ぜひ今回のコラムを最後まで読んでいただきたい。幸せな未来を手に入れるために、ぐいっと舵を切りなおす。そういうタイミングが12月にはあるんです。
12月は一年で一番、婚活が活発になる時季
寒さが深まってきて、なんだか出会いが少なくなってきたなと感じている人もいるかもしれませんね。実は、冬の婚活市場は活気がなくなる季節。どんなイベントやサービスを施しても、寒いと人が出てこないので出会いの場が委縮します。一方、1年で最も婚活が活発になる時期も冬にきます。そう、それがクリスマス前。その理由は単純で、普段婚活をしていない人たちが動き出して‟分母“が増えるからです。
今の生活に慣れてしまうと「恋人がいなくて寂しい」と、率直に感じるタイミングって意外と少ない。例えば失恋したり、友達の結婚式で幸せな風景を目の当たりにしたりすると、人恋しくなることがありますよね。こういった「偶発的なタイミング」はやっぱり大人になるほど減っていきます。でも、確実に人恋しくなる「季節的タイミング」が毎年やってきます。それが、カップルが街にあふれるクリスマス、そして親や友人にけしかけられがちな年末年始……バレンタインが形骸化した今では、この時期が「結婚」を考える数少ない機会になります。
年末に向けて一番の繁忙期だという人も多いと思いますが、婚活する人にとっても1年で一番の頑張り時と言えるんです。
12月はアプリよりリアルイベントに行くべき理由
そんな婚活好機の12月、このひと月に限って言えば、アプリなどよりもリアルな出会いの場、つまり実際のイベントや忘年会を積極的に参加していただきたい。特にこの時季はリアルな出会いこそ、活用する価値が高いと思っています。なぜなら、この華やかな季節のせいで、出てくる人たちの層がいつもとは少し違うから。ただ、婚活する人の分母が増えるだけでなく「普通にいい人」も増える。この時季、寂しい一人身をターゲットにした危険人物、つまり詐欺師まがいの人が増えますが、普段、こういったリアルイベントに足が向かない人も参加してくれるので、いわゆる“優良物件”といえる人たちと出会えるチャンスが増えるんです。
普段は忙しくて婚活どころではない人、アプリなどでの出会いに抵抗がある人などが、思いがけず市場に顔を出すようになります。そんな彼らは、きちんとした仕事に就き真面目で誠実な人柄で、結婚するにはとてもいい人物。それなのに、今まで異性と接点がなかったがために今も独身だったりします。そんな彼らが12月のムードにおされて「外に出る勇気」を持ってくれる。普段とは異なる出会いを求めて、婚活の場にも足を運んでくれる時季なんです。
また、リアルイベントでは「今、この瞬間」の空気感があります。メッセージのやり取りだけでは伝わらない緊張感、笑顔、身体の距離感――アプリや結婚紹介所を媒介してのやり取りよりも、お互いの恋愛に対する気持ちが前向きな分、クリスマスの気分も手伝って一気に関係性を加速させる可能性があります。
予定を白紙にすると、とんとん拍子に話が進む
そして、もうひとつ僕の結婚紹介所の会員さんにお願いしていることがあります。それは、12月はなるべく予定を真っ白にしておくこと。
先に述べたように、出会いを期待できるリアルイベントにはぜひ参加してほしいのですが、それ以外のイベントについてはなるべく控えてほしい。毎年恒例の忘年会やいつもの女子会、仕事の打ち上げなどをわざと控える、あるいは断る勇気を持つ。予定を白紙にして、自分の時間を確保しておくことで、急な誘いや予期せぬ出会いに反応できる身軽さが生まれます。これは“ただ暇を作る”のではなく、“チャンスを迎え入れる準備”なのです。
特に12月は、人の心が緩み、人付き合いが増える時期。だからこそ、スケジュールに余裕があると、会話が意外な方向へ進んだり、思いがけずデートにつながったりする。そういう「とんとん拍子」の展開をつかむには、まずは自分自身の予定が空いていることが大前提です。
20代30代のころと違って、世間を知った40代であれば上司や取引先への断り方もそれなりにわかっているはず。本人の意思で予定の余白を作ることはそれほど難しくないのでは。それでこそ、このタイミングにやっと市場に出てきた人たちと同じタイミングで “波” に乗ることができます。彼らは忙しいけれど、あなたが大人だからこそスケジュール管理ができる。うまくいく人って、見た目の印象や性格、スペックだけではなく、空きスケジュールもきちんと確保できる人なんです。
40代は正しく寂しさを感じるべき
実は、予定を空けるというのは、もうひとつ目的があるんです。それは「40代だからこそ、寂しさをきちんと感じる」ということ。
40代ともなると、クリスマスだろうが通常運転という人も多いのでは。若いころはクリスマスに一緒にいる相手がいないと寂しさを覚えていたのに、今ではひとりの生活に慣れてクリぼっち上等!……とまではいかなくても、自宅でゆっくりとお酒を飲みながらネトフリを観てすごしたり、初々しいカップルを冷やかしつつ気の置けない女友達と騒いだり。もちろん、その楽しさもよくわかりますが、それだと来年も再来年も同じ過ごし方をしているかもしれません。自分がひとりであることを見ないふりができる……それは心の安定に必要かもしれませんが、本当の出会いのチャンスを逃してしまう可能性だってあります。だからこそ、自分から予定をすべて手放してみてほしいんです。
忘年会を断り、静かに夜を迎える時間を自分に許す。そこで自分の気持ちと向き合って、「私、ひとりなんだ」とちゃんと感じる。その寂しさは、マイナスではなくむしろ原動力です。適切に感じた寂しさがあるからこそ、人は動ける。婚活市場に挑む勇気が湧き、来年に向けて「今こそ変わるチャンスかもしれない」と思える。あなたの中にあるその寂しさこそが、12月の恋を動かす熱量になるのです。
今年のクリスマスまでに一生を変える
もちろん、行動に移すのは簡単ではありません。この記事を読んでも、実際に予定を真っ白にする人は1割もいないかもしれません。それでも、僕はあえて言います。ぜひやってみてほしい。
残り物に福があると言いますが、40、50と年を重ねたからといっていい人と結婚できるわけではない。やっぱり、当たりくじがちゃんと入っている箱から引きたいじゃないですか。確率が低くても、あなたが理想とするその‟当たりくじ”が混ざっている可能性が高いのが、このクリスマスシーズン。引き当てる実力があるかは一旦置いておいたとしても、市場に参加してみたら、結婚相手として選ばれるには何が自分に足りないのかであるとか、デートに進めたりお相手との関係性が深まったりと逆に自信がついたりだとか、何かしらの「手応え」や「気付き」というのを感じるはず。仮にうまくいかなかったとしても、年明けてからの婚活の頑張り方や婚活を続けるかどうかの判断も見えてくると思うんですよ。
タイミングと余白と、ほんの少しの覚悟。12月は、その三つがぴったり揃う特別な季節。平気なふりをせず、寂しさと正直に向き合う大人の決断こそが、人生を変えるきっかけになります。僕が言うのもおかしな話ですが、やっぱり婚活は何年も続けるものではない。一刻も早く、あなたに幸せを手にしてほしいんです。だから、今年くらい頑張ってみてはいかがでしょう。
一年の締めくくり、クリスマスイブまでに行動しようと思ってくれたあなたに贈る、今回の格言はこちら!
クリスマスイブは分岐点! 勇気と余白が揃えば人生は動き出す
-
【Marisol+1月号】で冬のお買い物計画!
Marisol+2026年1月号。気になるアイテムをピックアップしてみました!
-
寒い日こそ“越冬コート”! しゃれ見えと冷え対策が両方かなう一着は?【人気スタイリストに聞きました! 40代のためのトレンド予報 VOL.41】
人気スタイリスト4人が40代におすすめのトレンド情報を発信! 寒さが予想される今冬のコートは、しゃれ見えはもちろん暖かさもしっかり確保したい。おしゃれプロがおすすめのコートは?
-
年末年始パーティコーデ|いつもの服が“特別”になる大人の着こなしアイデア
年末年始は、クリスマスや忘年会、女子会など華やかなパーティシーンが増える季節。美女組が実践するのは、無理なく“特別感”をまとえる大人のパーティコーデ。ひとつの華やぎ要素を足すだけの簡単テクから、ヴィンテージジュエリーの取り入れ方、オンオフ使えるジレの華やかアレンジ、ホリデーに映えるZARAの名品コート、自分らしさを最大限に引き出すワンピースコーデまで。すぐに真似できるリアルな着こなし術をお届けします。
カタログ最新号
特集を見る