Marisol編集部に機会をいただき少し特別な試写会イベントに参加してきました。
その名も、「ウイスキーを片手に鑑賞するショートフィルム上映会」。大人になったからこそ楽しめる時間とはこういうことかもと、しみじみ感じる木曜の夜でした。
階段を降りたところにある小さなバーカウンターで、映画にも登場する“白州”をストレート・水割り・ハイボールの中から好きな飲み方でいただきながら、鑑賞。大人!!
「営業時間外」というテーマのもと、休憩中や帰り道のような“肩書きから解放された時間”を切り取った作品です。
台湾出身の彼女と、日本人である「彼氏のお母さん」。本来なら交わらない二人が、恋人不在のまま一泊二日をともに過ごす、という、独特のねじれを含んだ関係性が描かれていて、静かに距離が縮まっていく空気感がとてもリアルでした。
というのも、年齢を重ねるにつれて何かを観ていても“意味”を探してしまう自分がいて
「この映画にはどんなメッセージが込められてる?」「この作品が本当に訴えたいことって何?」
と、気づけば必要以上に読み解こうとする癖がついてしまっていたのです。でもこの日は、ウィスキーを片手に、ただ目の前の映像に身を委ねることができました。
何も考えず、考えようとせず、ただ“いま”を味わう。それだけで、とても豊かな時間になるのだと実感しました。
ぜひ白州を片手に、ゆったりとした気持ちでご覧ください!


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