荒野広治 meot婚活相談所運営、モテ期プロデューサー
最終回 40代の婚活戦略 幸せまでにするべき7カ条
読者の皆さん、こんにちは。モテ期プロデューサーの荒野です。
いよいよ2025年もあと少し。年明けまでカウントダウンです。来年はどんな年にしたいですか? 新しい年の目標をクリアにして、ぜひ幸せへのカウントダウンも始めてください。
さて、2年間続けてきたこの連載ですが、今回で最終回になります。いろんなお話をしてきましたが、あなたの心に届いたでしょうか。今回は総集編として、40代の婚活の重要なポイントを7つの視点でまとめてみたいと思います。甘い言葉だけ並べたところで動かないのが40代の婚活。来年の恋愛占いを読み漁っているあなたに未来はありません! 最後もしっかり辛口でお伝えしていきます。
1.まずは行動してみる― 婚活市場に身を置き、自分の“今の価値”を正確に知る
これまでの記事でも散々お伝えしてきたとおり、40代の婚活は“幻想ではなく現実を見る”ところから始まります。動かない限り、何も始まらない。
40代で「もう価値がないのでは?」と勝手に自己評価を下げている人が多いんですが、それはただの思い込み。実際には、“落ち着き”や“安定感”を求める層にとって、40代女性は一定のニーズがあるんです。ただ、どこにそのニーズがあるのかは行動してみないとわからない。アプリでも相談所でもいいので、とにかく婚活市場に自分を置いてみる。いいね数、メッセージの質、実際に会えるかどうか。その反応が、あなたの婚活市場における“リアルな現在地”です。
「モテなくてもいい。ひとりだけに愛されればいい」そう願う人ほど、動くべき。そこがスタートラインです。
2. モテを体感してみる ― あえて“格下ゾーン”に降りるのも戦略
これも何度も伝えてきたことですが、40代の婚活で心が折れる理由の多くは「狙う層が完全にズレている」から。せっかく婚活を頑張っていても自分の土俵ではないところで戦って、疲れ果てる。そういうケースが本当に多いんです。「年収600万円以上、身長170㎝以上、同世代より年下だといいけど……まぁ、イケメンでなくていいから“普通”の外見の人」。そんなこと言っていたら、永遠にお断りされ続けます。
だから、僕はよく “今ある条件より格下ゾーンに一度降りてみる”ことをすすめています。間違えないでください。これは妥協ではなく、あくまでも戦略です。
・定職に就いていれば年収の高さを求めない
・清潔感さえあれば見た目はこだわらない
・体力があればやや年上でもOK
これぐらい緩めてみると、意外なほど反応が変わります。モテ期が訪れたと感じることだって珍しくありません。それが仮に疑似であっても、一度モテを体感すると「私、まだ十分に戦える」という感覚が戻る。そうすると自信がついて、メッセージのやりとりやデートの会話にも余裕が生まれます。モテオーラをまとった女子は、不思議とそれだけで男が追いかけたくなるもの。その後の婚活がスムーズに進むようになります。
失われた“自信の回復”をすることが、40代婚活の乗り越えるべき最初のハードルなんです。
3. 30代の理想を棚卸しする ― スペック至上主義から卒業する時期
これも何度となく言っていますが、30代のころの理想を40代に持ち込むと、ほぼ確実に婚活は失速します。
「高年収・高学歴・高身長の年下イケメン」 先述したこれらの条件は、40代の今でも求めているものでしょうか。
しかも断られ続けると、「私にはもう結婚相手としての需要がない」という勘違いに陥りやすい。あなたが“売れない”のではなく、ただ“市場選択を間違えている”だけなんです。
子供を強く望んでるならまだしも、そうでないならスペック以外に目を向けてほしいんです。
例えば……
・一緒に暮らした時の生活リズム
・体力や健康意識
・気遣いの方向性
・金銭感覚
こうした生活に直結した相性のほうが、40代の婚活ではむしろ重要です。
スペックが高くても、価値観がズレていたら疲れるだけ。この事実と向き合えるのが「大人の婚活」のキモになります。
4. 自分磨きを怠らない ― 「選ばれる自分をつくる」のは大人の礼儀
婚活市場は残念ながら、見た目と印象で足切りされる世界。見目麗しい人がちやほやされるのは理屈ではないので、該当しないからと嘆いてもムダというもの。むしろ、できるかぎり自分の見た目を整え、美女とは違うところの魅力を磨いて差別化していくほうがよほど手っ取り早い。
こんな話をすると「ありのままの自分を受け入れてほしい」という人が必ず出てきますが、その結果が今も独身であることをお忘れなく。自分で決めた「自分らしさ」とやらにかたくなにならずに、一度その殻を破ってみてはどうでしょう。自撮り写真ではまったく声がかからなかった人が、婚活のプロがアドバイスしたプロフィール写真に変えたとたん申し込みが殺到した、なんてことも珍しくないのですから。
・清潔感ある女性らしい外見を心がける
・すぐに披露できる得意料理を1品でもマスターしておく
・話が弾むリアクション力をつけておく
これらは努力で身につけられること。
特に、相手を思いやり話に耳を傾けられる「コミュ力」「愛嬌」こそ40代の婚活には必須です。
間違ってほしくないのは、“選ばれる自分をつくる”のは決して媚びではないということ。相手との空間を心地よくするための「大人としての礼儀」だと考えてみてください。
5. ターゲットが見えたら短期集中 ― ダラダラ続けるほど消耗しやすい
婚活には“勢いの波”があるという話も、これまで何度かしてきました。
メッセージが返ってくる時期、デートがスッと決まる時期。そういうタイミングは、いわば“追い風”。そこに乗るためには、迷わず短期集中を。1〜2カ月で一気に出会いを増やし、気になる人が見つかったら比較し、見極める。惰性で半年、1年と続けるのは40代にとって時間のムダというもの。
40代は時間を有効に使うべき世代。だからこそ“決めたい時はしっかり動く”スタンスが大事。1カ月で結果を出す「AAA理論」をご紹介したこちらの記事を、ぜひもう一度読んでみてください。
6. 婚活に期限は設けない ― 追い詰められると妥協しやすい
「年内にデートにこぎつける!」とか、「来年中に彼氏をつくる!」など目標として期限を設定する人がいます。先述のようにターゲットが絞られてきたならいざ知らず、まだ相手が見つかっていない状態で婚活に期限を設けることは、僕はおすすめしません。自ら設置した時限爆弾は一時的にモチベーションアップにはなっても、ほぼ自分の首をしめるだけになります。
その理由は、婚活は自分だけで完結しないから。相手の状況やタイミング、運の要素が必ず絡んできます。それなのに、自分マターで期限を設けてしまうとあせって妥協したり、本来なら選ばない相手を選んでしまったりする。
僕の結婚紹介所でも、期限つきで頑張ってはみたけれど結果うまくいかなかったというケースを何度も見てきました。
だからこそ、
・しっかり取り組む
・波が来たら、即動く
・でも、無理なく休む
40代の婚活はまだまだチャンスがある。でも、時間に余裕はないし、正直ラクではない。この年齢まで自分の幸せに慎重に生きてきたのだから、ここで妥協せず、でもムダを省いていい婚活をしていきましょう。
7. 40代の結婚は人生の“嗜好品” ― 選ぶのはあなた
そして、最後にこれを伝えさせてください。結婚することは人生において必須ではありません。自分の人生に合うなら選べばいいし、合わないなら選ばなくていい。結婚はあなたの人生の“嗜好品”なんです。そして、選ぶ基準は“世間”ではない、“あなた自身”なんです。
・誰と一緒にいると穏やかか
・誰となら生活が楽しめるか
・誰となら無理せず笑えるか
その軸さえブレなければ、結婚しても独身でもどちらでも正解。もしもひとりで生きていく覚悟ができたなら、それもきっとあなたらしい人生が待っているはず。でも、一度は婚活に取り組んでみていただきたいと、僕は思っています。
40代の女性は少し人生に対してあきらめムードになりがちです。「もう結婚とかいいし」「モテとか興味ないし」それも本音だと思います。ただ、大人世代の婚活は、20代、30代とは様子が違います。外見や年収、年齢などの婚活における一般的な市場価値の壁を軽々と超えてくることもある。
相手のどこに価値を感じるかは、人それぞれ。婚活とはあなたが40年大切にしてきた自分の価値観を改めて問う、人生の答え合わせでもあるんです。これまで頑張ってきたあなただからこそ、最高の未来を手にしていただきたい。あなたの幸せを心から祈っています。
最後に送る格言はコチラ!
40代からの結婚は人生の嗜好品
-
【Marisol+1月号】で冬のお買い物計画!
Marisol+2026年1月号。気になるアイテムをピックアップしてみました!
-
寒い日こそ“越冬コート”! しゃれ見えと冷え対策が両方かなう一着は?【人気スタイリストに聞きました! 40代のためのトレンド予報 VOL.41】
人気スタイリスト4人が40代におすすめのトレンド情報を発信! 寒さが予想される今冬のコートは、しゃれ見えはもちろん暖かさもしっかり確保したい。おしゃれプロがおすすめのコートは?
-
年末年始パーティコーデ|いつもの服が“特別”になる大人の着こなしアイデア
年末年始は、クリスマスや忘年会、女子会など華やかなパーティシーンが増える季節。美女組が実践するのは、無理なく“特別感”をまとえる大人のパーティコーデ。ひとつの華やぎ要素を足すだけの簡単テクから、ヴィンテージジュエリーの取り入れ方、オンオフ使えるジレの華やかアレンジ、ホリデーに映えるZARAの名品コート、自分らしさを最大限に引き出すワンピースコーデまで。すぐに真似できるリアルな着こなし術をお届けします。
カタログ最新号
特集を見る