一年の終わりは、背伸びしすぎず、でも自分を心から甘やかせるような特別な場所で「食べ納め」
は、夫と二人で営むマイクロ法人の、いわば「納会 兼 忘年会」になりました。
falo(ファロ)
住所: 東京都渋谷区代官山町14-10 LUZ代官山 B1F
アクセス: 東急東横線「代官山駅」より徒歩3分
特徴: 炭火をコンセプトにしたカウンターイタリアン。ミシュラン・ビブグルマン掲載。
ミシュラン・ビブグルマンにも輝く実力店でありながら、どこか懐かしい温もりに満ちた、大人のための秘密基地のような一軒。夫婦二人、肩を並べて過ごした至福のひとときをご紹介します。
代官山「falo」とは?炭火を囲むカウンター席で五感が目覚める体験
シェフが赤々と燃える炭をくべ、肉や魚の状態を見極めながら、炭との距離をミリ単位で調整していきます。
•炭の熱を間接的に当て、じっくりと中まで熱を通す繊細さ
炎があがる姿に終始釘付け、火の粉が爆ぜる音や香ばしい匂いを感じられるオープンキッチンの醍醐味を味わえる贅沢な時間を過ごせます!
「falo」のおすすめメニュー。藁焼き・炭火焼きで味わう絶品料理
まずは「アンティーブとリンゴのゴルゴンゾーラサラダ」。シャキッとした野菜にリンゴの酸味、そしてチーズのコクが重なり、この後に続く炭火料理への期待を高めてくれます。
驚いたのは「鰤(ブリ)の藁焼き」。
一気に立ち上がる藁の炎で燻された鰤は、香りの奥行きが格別です。
炭を直接当てるような近火で焼き上げられたそれは、外側はカリッと芳ばしく、中は驚くほど瑞々しい。噛み締めるたびに、炭火特有の遠赤外線効果で閉じ込められた肉汁が溢れ出します。
締めは「山椒と燻した穴子のオイルパスタ」。
穴子のふっくらとした身から広がる燻製香がパスタ全体を包み込み、重厚感がありながらも山椒の爽やかさが後から追いかけてくる洗練された味わい。
代官山「falo」で過ごす特別な時間。2025年の自分へのご褒美に
肉、魚、野菜など、炭火という最もコントロールが難しい調理法を選び、食材と真っ向から向き合う。その潔さが、食べた人の心に深く響くのだと思います。
煌々と燃える炭火を囲み、美味しいワインを片手に一年の出来事を振り返る。「火」の温もりに癒やされる時間は、単なる食事以上のパワーを私に与えてくれました。
2025年、走り抜けた自分への最高のご褒美。皆さんもぜひ、機会があれば代官山の地下で「焚き火」を囲む贅沢を味わってみてください。
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