舗装されていない道を走りながら、
野生のゾウ・シカ・水牛・鳥類・運が良ければヒョウなど、自然の中で暮らす動物たちを間近で観察できます。
ですが、子連れ旅行なのであまり事前にがっちりとスケジュールを詰めたくなく、ジープサファリは未予約のまま。
「どこかのタイミングで行けたらいいな」そんな、スタンスでした。
「わぁ~助かるね~」なんて話していたのですが、「いくら?」と聞くと、「値段は分からない。行ってから直接確認してほしい」とのこと。
……これがスリランカスタイルか?と、少し不安はありつつも、「現地で交渉すればいいか」と腹を括り、向かうことにしました。
正直、「ん?ちょっと高くないか?」
というのが第一印象。
その場でスマホを使って相場を調べると、25,000ルピー前後という情報がいくつも出てきました。
「それじゃぁほぼ国立公園の入園料だけ。ジープ代はまかなえいよ」
なるほど、そう来たか……。
やりとりを重ねた結果、最終的に33,000ルピーで合意。
正直、「安くなった」というより「これ以上時間を使いたくない」が勝った感じでした…
公園についたら、オープンカー仕様にチェンジ!
視界を遮るものがなく、草原の風がそのまま体に当たります。
でこぼこ道をガタガタと進む感覚は、まるでアトラクション!
娘も最初は少し驚いていましたが、すぐに慣れて、景色に夢中!
しかも、一頭ではなく、何頭も。
柵も檻もなく、本当に「同じ空間にいる」距離感で、その迫力に、大人も子供も言葉を失いました。
野生の象をたくさん見ることができて、「いや〜最高だったね〜」なんて、ニヤニヤしていたその時。
夫がぽつりと一言。
「実はこれ……騙されてるんだよね」
一瞬、何のことか分からず、頭がはてなマークに。
なんと、私たちがいたのは、国立公園ではなかった!!
私たちが楽しんでいたのは、国立公園ではなく、そのお隣にある“民間のエコパーク”だったのです。
つまり——
高額な国立公園の入園料を払った“つもり”で、
実際にはずっと安い公園に案内されていたということ。
……なるほど。
私は「仕事のメールでも来ちゃったのかな〜?」
くらいにしか思っていませんでした。
実際は、このあとどう対応すべきか、AIと作戦会議をしていたそうです。
(夫は学生時代に、インドや南米でバックパッカーを経験していることもあり、旅での詐欺やトラブルなど、数多く経験しています。こういう時にも冷静で、頼もしかったです!)
「入園した直後に指摘することもできたけど、揉めて置き去りにされる可能性もある。とにかくサファリの工程を最後まで終えて、駐車場に戻って安全が確保されてから交渉しよう」
子連れ旅では、正しさより安全を優先する判断が何より大切。
今思えば、とても冷静で、ありがたい判断でした。
入園料の差額だけを考えると、本来はもっと返ってきてもおかしくありません。
でも、「返してもらえただけラッキー」そう思うことにして、金額は深追いしませんでした。
ですが、その夜、カーチャーターの会社へ事実を報告すると——社長からお叱りが届いたのか、謝罪メールと追加の一部返金の申し出があり、私たちは受け取りました。
「元からこうすれば良かったね、、、」と言いつつ、それ以降はドライバーの提案は全無視して、自分たち主導で旅を続けました?(他にも、象に乗ってみない?とか、良いマッサージ知ってる!絶対行くべき!!などと言っていましたが、この事件以降、ドライバーもかなり大人しくなりました…流石に反省したのかな、笑)
観光というより、“生活にお邪魔させてもらう”という表現が近いかもしれません。
途中、水草に生える花をつみはじめ、何してるのかな?と思ったら、器用にネックレスを手作りしてくれて、娘の首にかけてくれました。
このサプライズに娘は大喜び!!
美しい〜
スパイスを混ぜたり、インゲンを手でちぎったり、色々参加させてもらえて、娘もルンルン!
道が悪いのか、タイヤが悪いのか、とにかく揺れる、揺れる、もはやアトラクション!
想像以上の激しさでしたが、長閑な景色に癒され、忘れられない楽しい経験になりました。
でも振り返ると、それも含めて、とてもユニークで、学びの多い体験でした。
予定通りにいかないからこそ、心に残る。
そんな旅だった気がします。
次回は、スリランカ建築の巨匠・ジェフリー・バワが手がけたホテル「ブルーウォーター」でのホテルステイをご紹介します。
ワイルドライフから、一気に洗練された世界へワープします!(笑)
もうトラブルはありませんので、ご安心下さい〜
次のブログでまたお会いしましょう!


カタログ最新号
特集を見る