「大人げないけど、 子供が苦手なんです」【40代お悩み相談】

2018年1月21日
「子供が騒いでいるのを見るとイラっとしてしまう」という相談者さんに、みうらじゅんさんと辛酸なめ子さんが独自の視点で回答! 

【今月のお悩み】「大人げないけど、 子供が苦手なんです」

「幼児や学童が苦手です。電車やバスの車内や図書館の中で走ったり、大きな声をあげて動き回ると煩わしく感じて。へたに注意をすると親に逆ギレされたりするので、やはりここは、ガマンをするしかないのでしょうか。大人げない相談で申しわけありません」。
(福岡県・よし・38歳・自営業)

☆辛酸なめこさんの回答

子供は可愛い反面無遠慮だったり、見透かすようなまなざしで見てきたりして緊張感を与えられます。でも、子供が集まる場所はポジティブなエネルギーを吸収できる開運スポットでもあるらしいので、享受する方向で……。

☆みうらじゅんさんの回答

「イラッ」を制するには“痛み”です。 二の腕をつねってみてください

よしさんの名誉のために言いますと(よけいなおせっかいかもしれませんけど)、よしさんは別に、すべての幼児や学童が苦手、というわけではないですよね。電車やバス、図書館という静寂が求められる空間でもおかまいなく騒ぎ回る「場の空気を読まない子供」にイラッとするのだと思うんです。

 しかも、それを子供やその親に注意しないまでも世の中に向かって「いかがなものか」と意見すれば、「おまえだって子供のころは騒いだだろう」と非難されかねない。いや、それはとても正しい意見だけど、もう大人になっているからそうは思えないんですよね。単に「うるさい」としか思えない。そんなお釈迦さまみたいな説法をされても、納得いきませんよね。子育て中の僕だって、煩わしく感じることがありますもん。

 ただですね、子供は場の空気を読まないんじゃなくて「読めない」んですよね。子供だから。大人になれば、よしさんのように読めるようになるのかもしれませんが。だから、注意してもやっぱりこちらに分が悪いような気がします。
 これはもう、ガマンするしか道はありません。どうやってガマンするか、その方法を考えたほうがいいと思います。

 実は、僕も子育てをしている身ながら、場の空気を読めない子供にイラッとすることがあるんです。ホント、大人げないですけど。それで、どうやったらガマンできるか考えていた時にふと思いつきました。

 僕は子供のころから、病院で注射を打たれる時、その直前に自分の腕をつねるんです。そこで「痛っ」てなると気持ちがそっちに向いて、注射の痛みが紛れるような気がして。つまり、痛みを痛みで制するという。あれを、イラッとした時に活用できるんじゃないかと試してみました。そうしたらこれが案外、効くんですよ。

 だまされたと思って、よしさんも一度やってみてください。イラッとしそうになったら、体のどこかをつねる。僕はいろいろ試してみましたけど、痛みの度合いからいうと二の腕のぷよっとしたところをつねるというか、ぎゅっとつまむとけっこうきます。強くやると肌が赤くなったりするんですけど、それを見て「俺、よくガマンした」って自分をほめたりして(笑)。

 つねる習慣のない人は最初、なかなかタイミングがつかめないかもしれませんが、何事もトライ&エラーです。習慣づくまで続けてください。いつなんどき子供が目の前に現れるかわかりませんから。

 最近、二の腕が引き締まったんですよ。そういえばこのところ仕事が立て込んでいて、いつもよりつねる回数が増えたような。もしかして、つねる=刺激で血流が促され脂肪が燃焼したのかも? つまり、イラッとするほどシェイプアップ効果大! そう考えると、「大人げない」という自己嫌悪感も少し薄らぐのではないでしょうか。
  • ●JUN MIURA: イラストレーターなどなど。「マイブーム」「ゆるキャラ」など数々のブームを生み出す。『みうらじゅんと宮籐官九郎の世界全体会議』(集英社)が大好評発売中!
  • ●NAMEKO SHINSAN: 漫画家、コラムニスト。巫女的な感性でアイドル観察からスピリチュアルまで、あらゆる事象を取材。近著に『辛酸なめ子の世界恋愛文學全集』(祥伝社)などがある
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撮影/露木聡子 ヘア&メイク/木下 優(Rossetto/辛酸さん) 取材・文/鈴木裕子

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