更年期かも、と思ったら「脳のコントロール」からはじめよう!【もしかして私、更年期?】

2018年3月8日
ホルモン量の低下という一大事が起こる更年期。症状の個人差や大小には"脳"も深く関与している。脳を上手に操れば……? "美人脳"本の著者が解説
女性として生まれた以上、いずれ必ずやってくる更年期。マリソル世代の私たちにもその足音は確実に近づいている。その時はいつ? 閉経はどの時点で判断される?実は輪郭があいまいな"その時"のことを、専門医が徹底解説。
  • 【銀座内科・神経内科クリニック 霜田里絵院長】医学博士。脳を活性化して心身の美を育む"美人脳"の提唱者。幸せに更年期を送る秘策を伝授
  • 【よしの女性診療所 吉野一枝院長】産婦人科医、臨床心理士。多くの業種を経て医師に。経験値に基づく深いアドバイスは信頼度抜群

更年期こそメンタル再構築。美人脳づくりの勝機!

「更年期をつらくするもうひとつの原因に“自律神経の乱れ”があります。女性ホルモンの低下に加えて、過剰な精神的・身体的ストレスや、その人の性格も引き金になり、さらに心のバランスをくずしてしまうんです。特に、若さへのこだわりが強く、周囲に依存的で守られて生きてきた女性ほど、閉経=女としてのピークを過ぎたと悲観し、喪失感に苛まれる傾向にあります」

 そう語る銀座内科・神経内科クリニックの霜田里絵院長は、人生を上り調子にする“美人脳”の提唱者でもある。そんな先生がおすすめする、更年期の脳コントロール法は、①運動、②睡眠、③食事、④人生設計の見直しの4つ。
「更年期の10年を鬱々と過ごすなんて人生の8分の1を失うようなもの。今までの経験値や知性の蓄えを土台に、この先の人生の軸となるビジョンを再設定して、真の美しさを目ざしてください」(霜田先生)

■脳を美人脳に変える4大ポイント

霜田先生が提案する、更年期の"美人脳への4大アクション"は、運動、睡眠、食事、プラス思考になるライフプラン。今現在の自分の毎日に照らし合わせて、本格的な更年期が来る前に足りない部分を強化しよう。

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美人脳への第一歩は運動から、と霜田先生。「体を動かすことで脳の機能が活性化し、ホルモンやメンタルにもいい影響が及びます。特に週に2.5時間のウォーキングは、脳に効果的。ただ細かな目標を立てて自分を追い込むのはNG。1 週間でできればいい、くらいの余裕をもって」
「睡眠は心身のセルフメンテナンスのための大事な時間。寝ないと思考もネガティブに」(霜田先生)。加えて更年期には、睡眠障害も増える傾向に。「寝汗で目が覚めるなど更年期特有の発汗や自律神経の失調が原因のこともあるので、医師に相談のうえ睡眠剤を活用するのも手」(吉野先生)
「更年期には、つい女性ホルモン様成分に目がいきがちですが、この時期こそ体に大事な基本の栄養素が足りているかを見直すべき。例えばマルチビタミンやミネラルなどは、更年期の心の安定に欠かせません。できるだけ食事から、足りないぶんをサプリに頼ってみて」(霜田先生)
「日本は、"若さ"がもてはやされる特殊な文化です。そのせいで大人の女性たちさえも、同じ思考になりつつあります。実はこれが更年期の女性に喪失感を味わわせ、苦しめる一因です。でも裏を返せば、更年期はそんな人生観を変える好機。できるだけたくさんの趣味をもち、大人にしかできない人生を楽しんで美人脳を育てて」(霜田先生)
【Marisol 3月号2018年掲載】撮影/八木 淳(SIGNO) ヘア&メイク/森野友香子(Perle Management)スタイリスト/程野祐子 イラストレーション/中根ゆたか モデル/小濱なつき 取材・文/田中あか音 構成/原 千乃

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