ひとり身のアラフォー女子の寂しさを埋めてくれる!?「椿町ロンリープラネット」【パクチー先輩の漫画日記 #7】

2018年3月11日
女子高生がイケメン人気小説家の家で住み込みの家政婦に!?やがて芽生える特別な感情。不器用な二人の恋模様にグッときたり、にんまりしたり。
いよいよ花粉の季節! 花粉症のパクチー先輩は、鼻はずるずる、目はかゆかゆ、喉はイガイガの三重苦。こんな時期は、外出も億劫で、家でマンガでも読んで、まったり過ごしたいところ。「椿町ロンリープラネット」は、そんなときに、ぜひオススメしたい作品です。

物語のヒロインは、高校生の大野ふみ。母親を病気で早くに亡くし、父親と二人で慎ましく暮らしていたのですが、なんとお父さんが600万円もの借金を! その返済のために、父はマグロ漁船に乗ることになり、家を失ったふみは、学校に通いながら、住み込みで家政婦をすることになります。

そして、その雇い主となったのが、時代小説家として売り出し中の若手人気作家・木曳野暁(きびきのあかつき)。ボサボサ頭にだらしない部屋着、しかも無愛想でとっつきにくい作家先生との暮らしに、ふみは戸惑うばかり。腕をふるって料理を作っても先生は仕事で部屋にこもってばかりいます。 

一方の暁も「ふみ」という名前から、ベテラン家政婦だと思っていたら、女子高生が来てしまったので、びっくり仰天。扱いに困って、つい口が悪くなってしまいます。でも、彼女が帰る家もなく、たったひとりで生きている現実を知り、雇い主としての責任に目覚め、孤独なふみを守らなければと思うようになります。

ふとしたときに見せる先生のやさしさに、次第に惹かれていくふみ。ふみの健気さがだんだん愛おしくなっていく暁。でも、ふみは人を好きになったことがなくて、自分の気持ちにさっぱり気づかないし、暁はコミュニケーションベタだから、気持ちはすれ違ってばかり。それでも次第に孤独な魂はひかれあっていくのでした!! 互いにとってなくてはならない存在と出会い、寂しさが埋められていくーーなんかこのあたり、ひとり身の妙齢女子もキューンとするはず。

普段はしゃれっけゼロの暁が、パリッとしたシャツを着たときのギャップにも萌えますが、なんといっても、ふみが魅力的。貧乏がしみついていたり、服装も地味だったりして、そこはかとなく漂う昭和感がたまりません!! 初めて恋を知って、「好き」という気持ちに振り回されてしまうところも初々しくて、「ああ、若いころは、こんなこと、あったな~」と懐かしい気持ちに。 忘れていた初恋の甘酸っぱさを思い出させてくれます。恋愛モードから遠ざかっているアラフォー女子には必読の作品です!!

そういえば、家政婦といえば、市原悦子主演のドラマ「家政婦は見た!」、好きだったんですよねぇ。仕事先の家族の話は盗み聞きするわ、家の秘密を家政婦仲間にべらべらしゃべるわで、個人情報ダダ洩れですよ! 飼ってる猫の名が「ハルミちゃん」で、パクチー先輩の姉と同じ名前だったところにも親近感を覚えたのでした(笑)。
 
では、試し読み、どうぞ~!

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パクチー先輩
漫画大好きライター。女性誌や男性誌でインタビューやカルチャー企画を担当。手塚治虫の「W3」でマンガ愛に目覚める。「パクチーが持つ効能のように、みなさんの体内の毒素を排出してくれるような漫画を紹介していきたいと思います」

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