コスメデコルテ
クリーム ブラッシュ
で、その中でも最も強い破壊力をもって自分の"経年変化"を自覚させられてしまうものといえば「過去の自分の写真」だと思うんですよ。お顔の中にある構成要素は同じなのに、何かが少しだけ、でも明らかに今と違う……ということに気づく時のあのしょぼーんな感じ。ああ、なんてしょっぱい。
なんで、できれば過去の写真は極力見ずに生きていきたいと思っているんですけど、こないだ久しぶりに某SNSを開いたら、トップ画面に「2年前のあなたはこんなでした!」とかいう写真がでーんと表示されていたんですよ! お友だちのお誕生会で撮った集合写真を誰かが過去に投稿したものみたいだったんですけど、その中の私ときたら、ほっぺをピカピカさせてものすごく楽しそうに笑っていて。たった2年前だというのに、このフレッシュな印象は何!? ああ、あのころに戻りたい、と、泣きながら写真をビリビリ破りたくなったのですが、電子画面なのでそれもできず、キー!……というようなことを、先日、友人との集まりにて、くだんの写真を披露しながら訴えてみたら、「この歳になるとみんなあるある、そういうことある!」と大変に盛り上がり。
このせつない気持ちは私だけではなかったのね、となんとなくの安心感をいただいたところで、話は変わり、最近とても気に入っているこちらのチークを皆さんにご紹介するという運びに。「こうやって指でチョンチョン、だけでちょうどよくつくんだよ」と実演したところ、「やだ! さっきの昔の写真に顔、近づいてるわ! その血色だね! やっぱ血色チークだよ! 若さのモト!」と友人のひとりが。頰を染めるように色づけるこのチークのおかげで、お顔に生まれた自然な血色が、"あのころ"のようなみずみずしさを呼び込んでくれたようです。キヒヒ、うれしいナ! 血色状に上手にチークをつけるのって実は案外むずかしいけれど、"指でチョンチョン"だけで失敗なしに"絶妙血色"を呼んでくれるこの優秀チークがあれば、今後、不意の過去写真攻撃があっても乗りきれそうです。安泰!
ビューティエディター ハラチノ
キレイを育むうぬ惚れの一番の糧は断然、人からのアプローズ=ほめ言葉。マリソルのビューティエディターハラチノが、そんな言葉を採取解説!