アラフォーになって自分のニオイが気になりだす理由とは?

2018年4月15日
お風呂にも入るし、髪も洗う。全身くまなく清潔にしているのに、ふとした瞬間、ほんのりくさい……。そのニオイ、エイジング臭かもしれません!

☆私たちが答えます!

  • 芳賀理佳さん:ライオンヘルスケアマイスター快適生活研究所所属の主任研究員。心地いい暮らしへのヒントが満載のHPも。
  • アヴェニューウィメンズクリニック 院長 福山千代子先生:日本産科婦人科学会専門医。陰部のニオイ等デリケートな悩みも相談しやすい女医。
  • 五味クリニック院長 五味常明先生:医学博士。体臭多汗研究所所長。テレビなどでも注目されるニオイの第一人者。

■迫り来る更年期とニオイの変化は、リンクしていた!

やはり、最大の原因はホルモン変化。

「40歳前後になると総体的に女性ホルモンが減ってきて、男性ホルモンが優位になってきます。女性ホルモンには汗や皮脂を抑える作用、男性ホルモンには汗や皮脂腺の分泌を盛んにする傾向があるため、まず、汗が増える。汗の原料は血液です。汗腺が血管から血液をくみ取って、汗として排出します。その際、塩分やミネラルなど体に必要な成分を血液中に再吸収する、汗腺のろ過機能がきちんと働いていれば、水のようないい汗になります。しかし、この機能は加齢によって低下し、働きが悪くなるため、血液中に毒素などの成分が残って濃度の濃い悪い汗、ニオイのする汗になるんです」(五味先生)

 ここに絡むのが、ニオイの一因となる活性酸素の増加。その発生を抑制していた女性ホルモンが減ることに加え、
「多忙な現代女性がため込みがちな疲労やストレスも、活性酸素を増やします。同時に皮脂が酸化されやすくなって、加齢臭の大きな原因とされている物質が発生。汗がベタベタしてきたり、ニオイが気になりやすく」(芳賀さん)

 負の連鎖は、デリケートゾーンにも。
「女性ホルモンのエストロゲンが低下してくると、膣の中の血流が悪くなり、運ばれていた栄養が行きにくく。膣の粘膜のターンオーバー機能が下がるので、若いころにはあった膣の中の自浄作用が落ちてしまい、ニオイの原因になる菌が入りやすい状態に」(福山先生)

 つまり、あちこちニオイがちになるという恐怖。トドメに、衝撃のひと言。

「男性とは逆に加齢で男性ホルモンが優位になる女性は、いわゆる加齢臭が年々強くなっていきます」(五味先生)

■アラフォーの〝ニオイ〞4大原因はこれ!

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老化を促することで知られる活性酸素は、ニオイも促す。活性酸素を抑制していた女性ホルモンの減少に加え、加齢による腸、さらに肝機能の低下も、行われるはずのニオイの無害化を阻む。
ホルモンバランスの乱れが、最大の元凶。追い打ちをかけるのが40歳前後のメタボだ。皮脂腺の中の皮脂と、血管中のコレステロールを増加させ、加齢臭に似たメタボ臭を出すので要注意。
汗の中に疲労物質の乳酸が混ざると、雑菌が乳酸を分解し、ジアセチルという"中年臭"が発生しやすくなる。疲れやストレスで免疫力が下がると、膣の自浄作用も低下するのでご用心。
汗腺は加齢で衰えるうえ、使わないと機能が低下。ノネナールを不快なニオイにする、アンモニアなどの成分が豊富な悪い汗が出るので、有酸素運動などでいい汗をかけるよう鍛えていこう。

■こんな生活習慣、思い当たりませんか?

□運動不足である
□便秘がちである
□汗をかきにくい
□疲れがたまりやすい
□ストレスを感じている
□水分をあまりとらない
□肉類を食べることが多い

□お風呂はシャワーが多い
□オリモノシートを常用している
□半乾きの髪で寝ることがある

当てはまるものが多い人は〝ニオイ危機〞の可能性大!

☆ニオイが気になる人はこんなアイテムも!

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【Marisol5月号掲載】撮影/国府 泰(物) イラストレーション/小迎裕美子 佐藤由実(藤村デザイン事務所) 取材・文/橋本日登美 構成/原 千乃

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