醤油麹って何だろう。
数年前にブームの火が付いたので、塩麴は聞いたことが皆さんあるかと思います。
ですが、今回は醤油麹にお水とお塩のみで、そこからの熟成をしっかり待ちます!
ものすごく簡単で美味しいお醤油ができるんですよ。
ただ、なかなか生の醤油麹が手に入らないそうです。
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2年ものの醤油麹を濾し器で濾しています。
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残ったのは貴重なもろみ
醤油麹は主に仕上げでの調味料として使うことが多いようですが、もろみがたっぷりで、もちろん絞って醤油としてでもですし、味噌と同じように下地としても、味付けとしても、仕上げとしてもと万能なものなんです。
そして醤油麹には優しい栄養素、そして酵素がたっぷり含まれています。
醤油にはそもそも、ビタミンや、ミネラルが豊富な調味料ですが、そこにさらに麹を加えて発酵させたのが醤油麹ですから、酵素もたっぷりで、栄養価が非常に高いんです。
今ほど豊かな食生活ができていなかった昔の日本人にとっては、発酵食品は大事な栄養源の一つだったと言われています。
食物が豊富になったけど、食べ物の力が弱くなったが故の昔の知恵がまた今見直されていますね。
醤油麹に含まれる酵素ですが、一つだけではないそうです。
主な酵素として、アミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ、グルコアミラーゼ、ペプチダーゼなどを含み、また酵素にはでんぷんや脂肪を分解する能力があるそうです。
醤油麹の効果・効能としては、代表的なものは血液サラサラ効果、抗酸化作用、免疫力アップ。
血液をサラサラにする効果があり、高血圧予防につながるようです。また最近の研究では、発酵食品には老化防止や疲労回復、動脈硬化を防止する効能などがあることもわかってきていますから、免疫力アップも期待できそうですね。
また便秘解消効果もあるのでダイエットの味方
醤油麹には腸内環境を整える効能があり、また吸収も良くしてくれる働きもあるため、便秘解消効果が期待されます。便秘が解消されるということは、ダイエットの強い味方とも言えますよね。
食材そのものの旨味を増進させる効果がある酵素ですので、お料理も一段と美味しくなります。
私は醤油麹を揚げ物につけていただく揚げ物の下地はもちろん、ソースがわりにつけてみるのもよいですね。
温野菜などと和えていただく
味が単調になりがちな温野菜などにも、ドレッシング感覚で和えてみると新しい料理になりそうです。調理法も和えるだけで簡単です。塩などその他の調味料を入れなくても味が決まるので、意外にも塩分取り過ぎの心配がありません。
煮物や中華料理などに少し加えて味を引き締める
煮物や炒め物の味引き締め役としても効果を発揮します。うまみ成分がたっぷりなので、少しの使用でおいしく決まります。
でも、2年物の醤油麹が私好みなので、今日作ったものは、暫く毎日混ぜて育てていきます。