NHKドラマ『半分、青い。』で大注目!?珠玉の名作『いつもポケットにショパン』!【パクチー先輩の漫画日記 #11】

2018年5月6日
幼馴染の麻子ときしんちゃん。ピアノを愛し、ピアノに愛される二人は、自分の音楽をみつけることができるのか!?
ゴールデンウィークも後半になりました!如何お過ごしですか?私はここぞとばかりに古い本棚からマンガを取り出して、懐かしいあの作品を読みふけっております。そう、くらもちふさこ先生の80年代を代表するヒット作『いつもポケットにショパン』です!! 

NHKの連続テレビ小説『半分、青い。』を観ている人はピンときたはず。高校3年生のヒロイン・楡野鈴愛(にれのすずめ)がマンガ家を目指すきっかけになるのが、この作品なんですよね。ただし、ドラマの中では、この作品の作者は、豊川悦司さん演じる人気漫画家の秋風羽織先生という設定になっていて、ドラマを観て、「えっ、どういうこと!?」とビックリしたアラフォー読者は少なくなかったはす。まさか朝ドラにこんな形でくらもち作品が登場するとは!?
 
『いつもポケットにショパン』は、タイトルからもわかるようにピアニストを目指す若者たちを描いた作品です。主人公は、有名ピアニストを母に持つ麻子。幼馴染のきしん(季晋)ちゃんとは大の仲良しで、一緒にピアノ教室に通っていましたが、やがて二人は離れ離れに。高校生になって再会を果たしたときには、きしんちゃんは、麻子をライバル視し、憎むようになっていました。

母親にまつわる因縁、ピアニストとしての葛藤、すれ違う友情……と、さまざまな問題を乗り越えながら、やがて自分の音楽をみつけていく麻子。彼女が自分だけのショパンに一歩近づく演奏シーンは、音符などは一切描かれていないにもかかわらず、まるでキラキラとした音がこぼれ落ちてくるように叙情的で美しく、目を奪われます。

読んだのはン十年前ですが、当時はクラシック音楽を題材とした作品は少なかったし、自分もピアノを習っていたこともあり、この感動的なシーンは今でも心に刻まれています。麻子は、「きしんちゃんは、ピアノに愛されているの」と言いますが、麻子もまたピアノに愛された特別な人なんですよね。

加えて、この愛らしい絵!繊細な筆致!「珠玉」という言葉が、これほどぴったりとくる名作は他にありません。単行本で全3巻だから、ゴールデンウィーク後半に読むのにぴったり。休暇明けを清々しい気持ちで迎えられると思いますよん!

しかし『半分、青い。』、脚本が北川悦吏子さんというだけあって、出演陣が超豪華。とくに変人の秋風羽織先生演じるトヨエツからは目が離せません。五平餅食べての「んまっ!」のリアクション、最高でした。そして秘書役の井川遥さんが着ているピンクハウスっぽいお洋服、懐かしすぎます!これからもどんな80年代オマージュが登場するのか、超楽しみ。

それでは試し読み、どうぞ~!

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パクチー先輩
漫画大好きライター。女性誌や男性誌でインタビューやカルチャー企画を担当。手塚治虫の「W3」でマンガ愛に目覚める。「パクチーが持つ効能のように、みなさんの体内の毒素を排出してくれるような漫画を紹介していきたいと思います」

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