アラフォーのいろんな“しんどい”は、 実はここが“ネック”です!今こそ「首ほぐし」!【キレイになる活】

2018年5月16日
最近、スマホの見すぎなどから、「首こり」に悩む人が、マリソル世代に急増中!
首がこっていると頭痛や腰痛など、ほかのトラブルの原因にも。そんなつらい悩みを解消する姿勢作りやストレッチ、生活習慣などを整形外科医がアドバイス!

■そもそも首こりって、なんで起こるの?

「肩」のこりに悩む人も多いと思うけれど、その根本原因は「首」のこりにある場合が多数。そもそもなぜ首はこりやすいの? 整形外科医の山田朱織先生に教えていただいた。

☆私が答えます!

16号整形外科院長 山田朱織先生
整形外科医。医学博士。山田朱織枕研究所代表。正しい眠りのための枕を研究し、「整形外科枕」を開発。首や肩のこりに悩む多くの患者が全国から訪れる。

重い頭を支える首には過剰に負担がかかりやすい

そもそも首はなぜこりやすいのかというと、首の構造そのものに大きな理由が……。

「人間の頭の重さは、約4〜6㎏もあり、首の骨=頸椎には、常にそれだけの負担がかかっています。それに加えて、頭の位置が少し体の中心からずれると首にかかる負担がさらに増します。例えば頭が7㎝前に出ただけで、首には実際の頭の重さの約3倍もの負荷がかかると言われています。特に現代人はパソコン作業をしたり、スマホを見ることが多いため、どうしても前かがみで首を前に突き出した姿勢でいる時間が長くなります。そのため首に常に過剰な負担がかかってしまうのです」  

このような姿勢が、こりや痛みを引き起こすメカニズムをさらに詳しくうかがった。

「頸椎は背骨の一部です。背骨は、上から順に頸椎、胸椎、腰椎に分かれていて、横から見るとそれぞれが自然なカーブを描いています。でも首が前に出ると、バランスを取ろうとして胸椎や腰椎は後ろに曲がってしまいます。すると首の位置がさらに悪くなり、首に過剰に負担がかかって、首まわりの筋肉が緊張します。この状態が続くと、骨と骨の間にありクッション の役割をする〝椎間板〟にも負担がかかり、形がくずれて神経が圧迫されます。その結果、首こりや首の痛みが起こるのです。筋肉が緊張すると血液循環も悪くなるので、乳酸などの疲労物質もたまっていきますが、これも痛みやこりの原因になります」

 ふだんの生活の中で、首姿勢が悪くなりやすい場面はほかにも。
「掃除機をかける時や、食器洗いをする時、読書をする時、ネイルをする時など日常生活では首を前に倒す姿勢になる機会はたくさんあります。また、寝姿勢も首こりの大きな原因。合わない枕を使っていると首の骨が曲がった状態が長時間続き、首に大きな負担をかけてしまいます」  

つまり首こりは、普通に生活をしているだけで誰にでも起こりやすいトラブルなのだ。

首姿勢が悪くなると、バランスを取るために、胸椎や腰椎の角度も悪くなり、頸椎への負担が増加し、首まわりの筋肉が緊張。その状態が続くと骨と骨の間の椎間板の形がくずれて、神経を圧迫し、これが傷みにつながる。

首への負担増加により、僧帽筋など、首につながる筋肉が緊張すると、血液循環も悪くなる。そのせいで、乳酸など疲労物質もたまりやすくなり、それが傷みやこりを引き起こすことも。

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【 首腰バランスの図 】

左は頸椎、胸椎、腰椎が自然なカーブを描いた正しい状態。右のように首が前に出ると胸椎や腰椎が後ろに曲がり、首に負担がかかりやすい。

【 正しい頸椎の状態とは 】

上は自然なカーブを描いた正しい頸椎。下のように首が前に出ると首の筋肉が緊張し、椎間板に負担がかかって神経を圧迫。資料提供/16号整形外科
【Marisol 6月号2018年掲載】撮影/藤澤由加 ヘア&メイク/木下 優(Rossetto) スタイリスト/程野祐子 モデル/西秋愛菜 イラストレーション/佐藤由実(藤村デザイン事務所) 取材・文/和田美穂 構成/原 千乃

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