☆私が答えます!
16号整形外科院長 山田朱織先生
整形外科医。医学博士。山田朱織枕研究所代表。正しい眠りのための枕を研究し、「整形外科枕」を開発。首や肩のこりに悩む多くの患者が全国から訪れる。
〝体軸〞を整えれば首への負担が劇的に減る!
ふだんから〝体軸〟を整えることを意識するのがよい姿勢を保つ秘けつ。
「首の骨は、背骨=体軸の一部で、体軸をまっすぐに整えると首姿勢が最もよい状態になります。立っている時も、座っている時も、寝ている時も、体軸が整っていれば首への負担は劇的に減ります」
では体軸を整えるコツとは?
「例えば、立っている時は、頭にりんごをのせて、それを落とさないことをイメージして立ちましょう。そうすると自然と胸が起きて開き、おなかが引っ込み、体に一本の軸が通った状態になります。この姿勢が一番ラクに立て、首にも負担がかからず、体のあらゆる部分がリラックスした状態です。座っている時も頭のりんごを落とさないイメージがいい姿勢です。パソコンやスマホを見る時、シャワーを浴びる時、掃除機をかける時など、前かがみ姿勢になりやすい場面でも常に体軸を整えることを意識して、首こりを防ぎましょう」