願いを風灯に乗せて。 幻想的な大邱ランタンフェスティバル

2018年6月6日
旧暦のブッダの誕生日に合わせて、燃灯、観灯ともいう、提灯を持って街を練り歩く風習が長く続く韓国。韓国第3の都市、大邱のそれは大規模な「大邱ランタンフェスティバル」として観光客にも人気のイベントになっているとの噂を聞きつけ、食いしん坊ライターKが弾丸取材へ!
 韓国では毎年旧暦のブッダの誕生日に合わせて、燃灯、観灯ともいう、提灯を持って街を練り歩く風習が長く続いて来ているそう。大邱でも新羅の時代からのこの行事が、ここ数年前から大規模なイベント「大邱ランタンフェスティバル」として開催されています。大邱はかつて「タルクボル」、鳥が遊ぶ広い野原、と呼ばれていたそうで、それが大邱という地名の由来なのだそうです。今年はこの祭りで3000の風灯(ランタン)が夜空をゆらゆらと灯し、3万人の参加者で賑わいました。人気急増中のイベントで、日本からツアーで参加された方も数百名!食いしん坊ライターKも、新緑の美しい爽やかな季節、5月19日のこのお祭りに誘われ貴重な体験をして来ました!配られた風灯に願い事を書き、指示に従い燃料に着火して空に放つと、風に乗ってふわりふわりとその姿が空の彼方に。いろいろな願いを乗せ、次から次へとカラフルな3000の風灯が舞う姿になぜか深く癒されました。

 大邱は豊かな山々に囲まれた盆地で、雨が少なく薬草を乾燥するのにも適していたため王が奨励したこともあり、街の中心にある薬令市でも知られる韓方の盛んな街でもあります。大邱を観光するなら、まさにここならではの、この韓方を生かした焼肉店「キムテグン韓方料理本店」はマスト。店主が体を壊したのをきっかけに生まれたレシピのタレに漬け込まれた韓国産のカルビも豚肉も美味。まるでパンデピスのような後を引く香ばしい味付けでした。また、りんごの産地として知られる大邱は、国内生産量の1/3を誇る蓮根の産地でもあるそう。その蓮根を存分に生かした料理が味わえる「ヨングンサラン」も興味深い。白蓮定食は見目麗しく、体にも優しい料理で、蓮根入りの粘り気のある粥、蓮根入りトッカルビ(ひき肉料理)、蓮根のカツ、蓮根の乗ったアワビから蓮根の水羊羹まで堪能できます。散策に、400年続くという昔の貴族の村オッコル村を訪ねるのも一興。のんびりした緑滴る環境の韓国伝統家屋では、目に鮮やかな韓服の貸出しもありタイムスリップでき、他の観光地のように混み合っていないのでくつろげます。

 成田からtway航空の直行便で約2時間で到着、空港から市内までも20分弱と近く、ソウルや釜山からの高速鉄道KTXでのアクセスも簡単な大邱。思い立ったらふらりと行けるデスティネーションとしても注目されています。ノスタルジックな建物が多く残っているのも自慢で、それらをリノベーションした個性豊かなカフェも点在します。繊維などを主とする商人の街として栄えたこの街には、昔から商談にも使われて来たため喫茶店文化が根付いているのです。老若男女がくつろぐカフェ巡りもぜひ。古民家を改装した「ロマンスパパカフェ」、削った3種のチョコレートを乗せたラテの「カーテンコール」を巡りましたが、まだまだ行ってみたいところがたくさんありました。韓国3大市場の西門市場の散策途中にはここならではの白玉のようなすいとん(スジェビ)もマスト。2泊では足りない、大邱の旅でした。

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