雨がしとしと降る日には、『思い出のとき修理します』でノスタルジックなやさしい時間を過ごそう!【パクチー先輩の漫画日記 #14】

2018年6月24日
元美容師の明里が出会った時計店の青年・秀司。錆びれた商店街で現実とファンタジーが交差する!
サッカーW杯、熱く盛り上がってますね~!日本チームの応援はもちろんのこと、アラフォー世代の注目は、やっぱり世界のイケメン監督ですよね!?パクチー先輩のイチ押しは、なんといってもおしゃれでダンディなドイツのレーヴ監督。柴田恭兵似で素敵なんです。さらに白シャツがトレードマークのモロッコのルナール監督は超渋くてセクスィー! 試合中、ワイプで、ずーっとルナール監督を映していてほしかった(笑)。でも、モロッコは残念ながら一次予選での敗退決定。ドイツはなんとか頑張ってほしいです、監督のために……。

というわけで、じめじめとした梅雨をW杯の応援で吹き飛ばしている人もいると思いますが、この時期だからこそ、雨音を聞きながら、しっとりした時間を過ごしたい――という人もいるはず。そんな人のために、今回紹介するのが『思い出のとき修理します』。同題小説の漫画化で、原作を書いたのは谷瑞恵先生。作画は山口いづみ先生が担当しています。

主人公は、仕事にも恋にも疲れ、とある商店街に移り住むことになった元美容師の明里(あかり)。子どもの頃、その商店街でヘアーサロンを営む老夫婦のもと、楽しい時間を過ごした幸せな記憶があり、今は空き家になった美容院を借りて、アルバイトをしながら暮らし始めます。

そこで出会ったのが、『おもいでの時 修理します』という不思議なプレートを掲げた時計店の青年・秀司(しゅうじ)と、風変わりな大学生・太一(たいち)。二人と親しくなり、街の人々と触れ合う中で、明里は商店街で起こる不思議な事件に巻き込まれていきます。

この「不思議」な感じが、なんとも絶妙なのです。幽霊が出てきたり、超常現象が起きたりするわけではないけれど、失った記憶をたどって、呼び戻していくうちに、つながっていく過去と現在。そこにはもちろん苦い記憶もありますが、真相が明かされることで、人々の心の空白が埋められ、満たされていく感じに思わずほろり。「過去は変えられない でも修復することはできる」という明里の言葉がありますが、タイトルの『思い出のとき修理します』という言葉がまさにぴったり。

時計屋さんの秀司のやさしくて穏やかな雰囲気も素敵です。しかも辛い過去を乗り越えてきたせいか、ふわっとした見た目の印象と違って、じつは腹が座わっていて何にも動じないタイプ。きっとルナール監督のような白シャツが似合うはず……って、いかんいかん!

それでは試し読み、どうぞ~!

1/22

2/22

3/22

4/22

5/22

6/22

7/22

8/22

9/22

10/22

11/22

12/22

13/22

14/22

15/22

16/22

17/22

18/22

19/22

20/22

21/22

22/22























パクチー先輩
漫画大好きライター。女性誌や男性誌でインタビューやカルチャー企画を担当。手塚治虫の「W3」でマンガ愛に目覚める。「パクチーが持つ効能のように、みなさんの体内の毒素を排出してくれるような漫画を紹介していきたいと思います」

What's New

Feature

Ranking