では雨のシーンが印象的な映画6選、レッツゴー!←いちいち古い
「シェルブールの雨傘」
見どころは何と言ってもドヌーヴが着るイヴ・サンローランのファッションと意外とうまい歌。セリフの全てが歌という心の準備がないと、またドヌーヴが出ているのだと決心しないと最後まで見るのはなかなか苦痛な類。
ストーリーは傘屋の娘(ドヌーヴ)と自動車修理工の男との激しい恋からの〜男への召集令状。男が戦地で戦う間に女はどうする、どうなる!そして戦後の二人はどうする、どうなる!の修羅場をパステルのドレスと歌でシュガーコートし、雨で洗い流すという作品である。
観終わると「モナムール♪」「ジュテーム♪」「モナムール♪」「ジュテーム♪」がリフレインするに過ぎない。
「潮騒」
三島由紀夫の原作、山口百恵&三浦友和主演。有り体に言うと少年少女のヰタセクスアリスである。付き合い始めていちゃいちゃごろごろの新治と初江。しかし一線は超えない状況。男にしてみれば寸止め地獄が続く。ある日の待合せに向かう途中で雨が降り、待合せ場所の小屋に先についた新治は初江を待ちながらうたた寝。目を覚ますと衣服を脱いで乾かす初江が!「貴様も衣服を脱いで、そしてその火を飛び越えて来い!」という悪質な命令を下す初江。肝心なところが火傷したらどうするんじゃ!
「きみに読む物語」
この作品はどうにもこうにも「ララランド」の練習試合だったのではないかと思うくらいキャラというか主演のライアン・ゴズリング(略称:RG)の一途キャラが際立っている。金持ち娘のアリーに一目惚れしてから一途に彼女を愛する時給40セントの材木工員ノア(RG)との恋、ロミオとジュリエット的格差恋愛。時給40セントって私の大学時代の750円の時給(一日中シュレッダー)よりも安いな!
「君と逢うたびに喧嘩ばかり。2人でうまくやるには努力が必要だ。でも僕は努力したい。ずっと君が欲しいから。」なぬ?君が欲しい?そんなこと言われる人生、来世では送りたいもんだよ。
ラストシーンのミラクルでダム決壊。ハンカチを忘れずに。
絵は描き忘れた。
言わずと知れた大ヒット作品。雨は洗い流す、というメタファーがうまく作用していると感じた。後は割愛。
「マディソン郡の橋」
じいさんとばあさんの営み。ロバート・キンケイド、とすんなり男の役名が出てくるあたり私の中でよほど印象的だったクリント・イーストウッドの見るに堪えない雨のシーン。
ホラーマンに似てると思ったがそういうことは口に出さず、二人の老いらくの営みを堪能しようではないか。
「一度だけ言う。初めて言う言葉だ。これは生涯に一度の確かな愛だ」
夫が不在の4日間、偶然出会って恋をして想い続けた生涯を美しいと取るか、不貞と取るかは貴女次第!
「ミッドナイト・イン・パリ」
ウッディ・アレン監督作品。あ〜ウッディはパリが好きなんだね、という印象を持つ映画。タイムスリップ作品は苦手なんだが、これはまあ、ファンタジーとして受け入れられるかな。タイムスリップして主人公の男性がわけもなく惹かれる女性像を演じるマリオン・コティヤールがものすごく魅力的。
「君にキスした一瞬に永遠を感じた」キュンキュンキュピーン♪一瞬が永遠ってどんな感じだろ?
そして雨のシーン、場所はポン・ヌフ。和訳すると新橋。街灯が照らす橋上を傘をささずに濡れながら歩くシーンはとてもロマンチック。
見どころはタイムスリップした先で登場するダリに扮したエイドリアン・ブロディ。本物かってくらい似ていて笑ってしまう。
次回のテーマは時節を捉えてあれかな。
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