ツイッターで有名なお店が西川口にあり、ずっと行ってみたいと思っているのですが、
うちからはちょっと遠いので、六本木にある『金味徳』さんに行ってきました。
かつてはシルクロードの要衝として栄えた地で、中国と西域の商人たちが行き交った、まさに東西文化のメルティングポット。
いまも漢民族の次にイスラム系が多く、エキゾチックな雰囲気が漂う街だそうです。
一人でサクッと食べに来ている女の子や、
家族づれ、男性のグループなどでそこそこ賑わっていましたが、
日本語が一切聞こえてこない!
唐突なアウェイ感に、期待値がグンと高まります。
冷麺にも惹かれましたが、
初めてなのでやっぱり「蘭州牛肉麺」にしました。
ほかにも一品料理がたくさん揃いますが、
羊肉を使った料理が多いところが
食べ慣れた中華料理とはちょっと違う感じ。
とっても美味しそうです。
そしてイスラム教徒が多い土地柄だけあって
豚肉は無し、すべてハラルフード。
(お酒はあります)
蘭州ラーメンの大きな特徴。
注文時に麺の種類を選べるのですが、
店員さんにオススメを聞いて「中太麺」にしました。
「三角麺」も気になるなあ。
透き通ったスープに、パクチーの緑、ラー油の赤が
なんとも目に鮮やかなラーメンです!
おそらくかん水を使っていないため、
いわゆる中華そばのような透明感はなく、
しっかりとした小麦感を残す味と食感。
いかにも手作り!という感じで
ところどころに太さが違う麺が混じっているのが楽しい。
蘭州ラーメンの定番トッピングは、
出汁で軟らかく煮た牛肉とみじん切りのパクチー、
そしてゴマの香り高いラー油。
どうやらこのラー油をたっぷり入れて食べるのが本場風?らしく
隣の家族連れは、スープが赤く染まるほど、追いラー油をしていました。
甘みや旨味を排除し、ひたすらに香ばしさと辛さを追求したようなこのラー油が
どことなくエキゾチックな、西域チックな味わいをもたらしています。
そしてこのラーメンの白眉は、
牛骨や鶏ガラと中華薬膳スパイス20種類を煮出して作るという
黄金色に輝くスープ!
飲んだそばから細胞のひとつひとつに染みわたっていくような
やさしい旨味に、ついつい全部飲み干してしまったほど。
脂っぽさの一切ない、さっぱりとした味わいです。
今度は西川口の名店に、チャレンジしたいと思います!