【1】体をボディタオルで洗う人のための「正しい体の洗い方」
☆教えてくれたのは・・・
●ミノン製品企画担当 鹿島 結さん
第一三共ヘルスケアの商品戦略部で、ミノンのボディケア、スキンケアの製品企画を担当。体の正しい洗い方を日夜研究
「皮脂の多い背中の中央など、なで洗いだと手が届きにくい部分にボディタオルは便利。なで洗いと併用するのもおすすめです。ボディタオルだと、ボディソープがしっかり泡立つので、ソープをそのまま体になすりつけるなどして不要な刺激を与えることもないですし、肘、膝、かかとなどの古い角質がたまりやすい部分もしっかり洗え、ゴマージュなどを使わなくてもツルツルの状態を保てます」(鹿島さん)
大人はボディタオルをこう使え!
①タオルを旋回するとふわふわの泡立ちに
ぬらしたボディタオルにボディソープを取り出したら、タオルの端を持ち、こすり合わせるように円を描くとよく泡立つ
②洗いはじめは体の中央ゾーンから
泡立ったタオルを最初に置く部分は、汚れがよく取れるので、汗・皮脂の分泌が多い胸の中央、背中の中央から洗い始めて
③こすらず、タオルをすべらせて洗う
タオルの凹凸がサポートしてくれるので、こすらなくても不要な汚れが落ちる。乾燥しやすい部分は特に優しく
④肘やくるぶしまわりはやや摩擦をかけて
古い角質がたまりやすい部分はていねいに。ボディタオルで人さし指と中指をくるんで洗うと、骨のまわりもしっかり洗える
【2】手で洗えば、うるおいや 善玉菌が保たれ、全身美肌!
☆教えてくれたのは・・・
●医学博士 南雲吉則先生
ナグモクリニック総院長。乳腺専門医。女性にとって大切なバストの美容と健康と機能を生涯にわたって守るためにも、なで洗いを推奨
「ナイロン製のタオルやスポンジで体をこすり洗いすると、感覚的にはすっきりしても、実は必要なうるおいや善玉菌まで取り去ってしまいます。すると肌は乾燥し、エイジングやアレルギー性皮膚炎などの原因に。自分の手でなで洗いすれば保護膜が保たれます。また優れたセンサーである手でくまなく触れることは全身のチェックになり、乳がんの自己検診への意識も高まります」(南雲先生)
■なで洗いなら
「湯船につかった状態で自分の手で全身洗いましょう」
☆洗浄料は何も使わずなでるだけでOK
湯船につかると汚れや古い角質がゆるみ、落としやすい状態に。そのうえで、手で自分の肌や体の状態を確認するようになで洗い。特にバストはしこりがないかをチェック。乳がんの早期発見にもつながる
☆スタートは足先から。 指の間も忘れない
なで洗いのスタートは足先から。スポンジ洗いだとパスしてしまいがちな指の間も、自分の手だと自然と手が届く。太もも、下腹部、胸、背中、首と徐々に上へ。南雲先生は湯船の中で髪まで洗うのだそう。
■石けんを使うなら
「基本は素洗い。 2~3日に1回は石けんを使用」
【3】耳の穴の洗い方
ニオイのもとになる耳まわりをふき取って
他人は案外見ている耳の汚れ。「耳の穴の中の耳アカは1 カ月に1 回程度、綿棒で優しくぬぐい取って。耳まわりは凹凸のせいで汚れがたまりやすく、耳の裏側は洗い忘れによるニオイの発生源にも。1 日に1 回ふき取るなどして、清潔に保って」(東京・六本木のわかばクリニック院長 工藤清加医師)
コットンにふき取り化粧水を取り、耳の凹凸や耳の裏側、うなじとの間をていねいにふき取って。汚れやベタつきがなくなると、自分自身も爽快!
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●2層式のメイクアップリムーバー。PM2.5などの汚染物質もオフするので耳まわりにも。デマキヤン ビファーズ 150㎖¥ 5,200/シャネル
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●汗、ニオイ、ベタつきをオフ。殺菌成分配合。薬用デオドラントシート(ボディ用ふき取りシート)12枚入 ¥286/DHC
【4】口の中の洗い方
歯磨きだけでなく口内の菌バランスをコントロール
歯のゴシゴシ磨きは、歯のエナメル質を傷つけ黄ばみを招いたり、歯茎の後退の原因になりかねない。力を入れないブラッシングでデンタルフロスを併用するとともに、上手に口腔内の常在菌をコントロールすることが肝心。洗口液やサプリメントを利用して。
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●高い殺菌力で虫歯菌、歯周病菌を撃退。寝る前に使うと、朝起きた時口内がネバつかない。コンクールF 100㎖¥1,000/ウエルテック
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●ヒト由来の乳酸菌、L.ロイテリ菌が口腔内の菌バランスを整える。口の中で溶けるタイプ。プロデンティス 30錠¥3,000/ バイオガイアジャパン
【5】デリケートゾーンの洗い方
専用ソープを使い自分の手でていねいに
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●弱酸性のデリケートゾーンを守るオーガニック認証ソープ。アンティームフェミニン ウォッシュ100㎖¥2,000/サンルイ ・インターナッショナル
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●専用の保湿オイル。うるおうとプリッとしたピンク色に。インディメールバーシングオイル 30㎖¥10,000/サンルイ・インターナッショナル