猛烈に暑かった夏も終わりつつあります。気の早いファッション業界は、すでに秋冬の準備が整っていますが、「ちょ……まだ全然夏を満喫してないよ」「最後にラストスパートで夏気分を満載したいよ!」という人もいるはず。そんなアナタにおすすめなのが、西村しのぶ先生の『アルコール』です。 西村先生の漫画といえば、トレンド感満載の漫画としてバブル期に大人気でしたが、この作品もそんなおしゃれな世界観が満喫できる一冊です!
主人公は南国を愛する20歳の大学生・ミサオ。暇をみつけては、クアラルンプールやペナン島などへとフットワーク軽く遊びに行くため、小麦色の素肌がいつも眩しい日焼けガール。そんな彼女が旅費を稼ぐために、同じ学校に通う親友のユキがホステスをしているお店でバーテンダー見習いとして働き始めます。
そして、そこでお店の常連、長髪イケメンのインタリアコーディネーター・西条さんと出会い、関係を深めていくというラブストーリーなんですが、これがめっちゃスタイリッシュなんですよ。
まずはミサオのキャラクター。まるで猫のように自由気ままに生きていて、まさに小悪魔的キャラクター。周囲の男たちは、もうメロメロです。それでいてお酒が飲めなかったり、料理上手で和食を極めていたり。そのへんのギャップもまたたまらないわけです。
旅に行くときに「荷物が少ない女はいい!」という男たちのセリフが出てきますが、物や人に執着せず、どこか達観して、人生サラっと生きているミサオは、大学生とは思えないほど、大人っぽくてカッコイイ!!
2000年前後に雑誌で連載されていた作品ということで、まだバブルの名残のある当時のカルチャーも楽しめます。ダナ・キャランの服に女の子たちが夢中だったり、夜の街でタクシーがつかまらなかったり。まだ携帯電話がなくて、家の留守電が出てきたり。それと今だったら、恋人が海外に行って離れ離れになったとしてもスマホでつながっている感があるけれど、以前はそうじゃなくて、恋人と連絡が途絶える時間が結構あったなんて、思わず懐かしく思ってしまいました。
そう考えるとスマホの普及で恋愛も人間関係も変わりましたよねぇ。今や海外に行っても日本にいる人とずっとライン三昧。でもそれって無粋というか、情緒がないというか。なんかロマンチックじゃないなぁと思ったり……って、いかんいかん! 「あの時代は良かった」みたいな話、ミサオは絶対しないと思いますから。パクチー先輩も今後は昭和的な振り返りは封印して、ミサオのようないいオンナを目指したいと思います。悪魔になるのは簡単だけど、小悪魔は難しいな~(笑)
それでは試し読み、どうぞ~!
        主人公は南国を愛する20歳の大学生・ミサオ。暇をみつけては、クアラルンプールやペナン島などへとフットワーク軽く遊びに行くため、小麦色の素肌がいつも眩しい日焼けガール。そんな彼女が旅費を稼ぐために、同じ学校に通う親友のユキがホステスをしているお店でバーテンダー見習いとして働き始めます。
そして、そこでお店の常連、長髪イケメンのインタリアコーディネーター・西条さんと出会い、関係を深めていくというラブストーリーなんですが、これがめっちゃスタイリッシュなんですよ。
まずはミサオのキャラクター。まるで猫のように自由気ままに生きていて、まさに小悪魔的キャラクター。周囲の男たちは、もうメロメロです。それでいてお酒が飲めなかったり、料理上手で和食を極めていたり。そのへんのギャップもまたたまらないわけです。
旅に行くときに「荷物が少ない女はいい!」という男たちのセリフが出てきますが、物や人に執着せず、どこか達観して、人生サラっと生きているミサオは、大学生とは思えないほど、大人っぽくてカッコイイ!!
2000年前後に雑誌で連載されていた作品ということで、まだバブルの名残のある当時のカルチャーも楽しめます。ダナ・キャランの服に女の子たちが夢中だったり、夜の街でタクシーがつかまらなかったり。まだ携帯電話がなくて、家の留守電が出てきたり。それと今だったら、恋人が海外に行って離れ離れになったとしてもスマホでつながっている感があるけれど、以前はそうじゃなくて、恋人と連絡が途絶える時間が結構あったなんて、思わず懐かしく思ってしまいました。
そう考えるとスマホの普及で恋愛も人間関係も変わりましたよねぇ。今や海外に行っても日本にいる人とずっとライン三昧。でもそれって無粋というか、情緒がないというか。なんかロマンチックじゃないなぁと思ったり……って、いかんいかん! 「あの時代は良かった」みたいな話、ミサオは絶対しないと思いますから。パクチー先輩も今後は昭和的な振り返りは封印して、ミサオのようないいオンナを目指したいと思います。悪魔になるのは簡単だけど、小悪魔は難しいな~(笑)
それでは試し読み、どうぞ~!
 
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 パクチー先輩
パクチー先輩漫画大好きライター。女性誌や男性誌でインタビューやカルチャー企画を担当。手塚治虫の「W3」でマンガ愛に目覚める。「パクチーが持つ効能のように、みなさんの体内の毒素を排出してくれるような漫画を紹介していきたいと思います」
 
                             
                             
                                             
                                             
                 
                 
                 
                                                                                     
                                                                                     
                                                                                     
                                                                                     
           
           
           
           
           
                                             
                                                                                     
                                                                                     
                                                                                     
                                                                                     
                                                                                     
                                                                                     
                                             
                                             
                                                     
                                                     
                                                     
                                                     
                                                     
                         
                         
                         
                         
                                                                                     
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