ソウル出張中も、あまりの大都会ぶりにすっかり疲れてしまい、
新鮮な空気とフィトンチッドを求めて向かったのは、
『冬ソナ』のロケ地で一世を風靡した「ナミソム(南怡島)」です。
あのメタセコイアの並木道の印象があまりに強すぎて、
ヨン様ファンでも冬ソナファンでもまったくないわたしは
ずーっと敬遠していたのですが、
●ソウルから日帰りで行ける
●自然がいっぱい
●地元の美味しいものがある
という三つの必須条件を満たすのが、
まさにナミソムだったのです。
ひさびさに「これはものすごく良いところ!!」と感激したので
だまされたと思って、ぜひ行ってみてほしい。
滞在時間4時間もあれば、だいぶ楽しめます。
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ソウルからナミソムの最寄駅、加平(カピョン)駅までは高速鉄道ITXでわずか50分。駅前から出ている乗り降り自由の循環バスが便利です。
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ナミソムは個人所有の島で、独立した「ナミ国共和国」ということになっています。よって入島にはビザが必要。申請費1万ウォン(約1千円)
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ナミ国に渡る船の乗り場兼入国審査場。国連に加盟しているという話は聞いたことがないが、はて左の青い旗は。
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川の中洲にあるナミソムまで、このユニークな形の船で5分ほど。ジップラインで空から行くこともできます!
そのなかに、レストランがあったり、
野外舞台でライブ音楽を演奏していたり、
アートオブジェが点々とあったり、
ウォータースポーツができたりと
いろーんな楽しみが詰まっていて、
遊園地の要素が入った公園、といった感じでしょうか。
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木漏れ日のなかを歩いているだけで楽しい。
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冬ソナのロケ地、メタセコイアの道で。
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ところどころにオブジェが。これは冬ソナに出てくる雪だるま?らしい。
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ダチョウもいます。たしか渡り鳥の飛来地になっているという説明もあった気が。
しかもこういう場所にありがちな、やたら高いということもないので
だいぶ惹かれたのですが、
ここまで来たら、やっぱり地元の名物ダッカルビが食べたい!
ということで、出国して船着場に戻ることに。
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船着場の周りはどこを見回してもダッカルビ屋さんばかり!たぶんどのお店も美味しいと思う。この店「サラン」は隣にバンジージャンプ台があって、落ちる人々を眺めながら食事ができます……。
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韓国風蕎麦のメミルククシもこの地方の名物。酸味のあるスープと野菜をたっぷり混ぜて食べる冷たい麺で、ソウルではあまりお店がないのでぜひここで!ダッカルビとセットメニューになってます。
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そしてソウルで食べるより甘さ控えめな気がして美味しいダッカルビ。よくばりなわたしたちはチーズトッピングを全部かけちゃったけど、鶏肉にかけるのは半分にして、残りは〆の焼き飯にかけるのが正解。
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こういう炒める系や鍋系の韓国料理の真のクライマックスは焼き飯!お焦げをこそげながら全部食べます!こってりとした焼き飯と、付け合わせの水キムチの酸味のバランスがたまらないーー。
ペコペコになったおなかを地元の美味しい料理で満たすほど
幸せなことがこの世にあるでしょうか!(「ないぞー!」)
大自然のなかでリゾート気分を味わえるナミソム、
超絶オススメです!!
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時間があったら、ナミソムから循環バスで行けるアチムゴヨ樹木園にも、ぜひ。こちらはナミソムよりも遊園地要素を抑えた広〜い植物園。
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ナミソムもそうだったけど、公園の中のレストランとは思えないクオリティ。こういうところにテンション上がります。
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ナミソムとは違ってこちらは山に囲まれた公園。韓国情緒がたっぷり。
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季節ごとの木々の色や、お花の種類が楽しめる。ちなみにここもドラマ『美男ですね』などのロケ地です。