月組・珠城りょうさんのお気に入り「ミュージカル『グランドホテル』」【宝塚スターのマイフェイバリット】

2016年11月27日
夢の舞台に立ち続ける男役スターたち。彼女たちの「今のお気に入り」を通じて、その素顔を少し、拝見!

「ミュージカル『グランドホテル』」

人々の人生が交差するベルリンの豪華なホテル。世界観に引き込まれます

 月組のトップスターに就任したばかり。ダイナミックさと端正な美しさ、さらに、誠実さのあふれるおおらかな存在感が魅力だ。初舞台から10年以内のトップスター就任は、天海祐希さん以来23年ぶりということもあり、注目と期待が集まる。

 そんな珠城さんのマイ・フェイバリットは、ミュージカル『グランドホテル』。今年の春、赤坂ACTシアターで観劇して、烈に心に残っているのだそう。
「舞台は1920年代のベルリンの豪華なホテル。冒頭から作品の世界観に一気に引き込まれました。借金の取り立てから逃げている男爵、引退前のバレリーナ、スターを夢見るタイピストなどなど、宿泊客たちそれぞれが事情を抱えているんです。人の醜い部分も、人生のアンハッピーな一面も織り込まれていて、ホテルの一夜がまるで世界の縮図のよう。休憩なしの約2時間半、食い入るように観ました」
 感動したそのミュージカルを2017年の年明け、月組で上演する。
宝塚版『グランドホテル』で珠城さんが演じるのはフェリックス・フォン・ガイゲルン男爵の役。
「楽曲が本当にすばらしい名曲ぞろいで、登場人物の心の奥底の気持ちまで歌で表現するような作品です。むずかしい役ですが、今、チャレンジできることがうれしいです」

 月組の新トップスターとしての意気込みは?
「作品に全力でまっすぐ取り組む自分の姿が組の皆さんに伝わって、全員が同じ方向に向かってがんばっていければと思います。そして、なにより大事なのは、お客さまに楽しんでいただくこと。ショーの時は特に、2階の奥まで、視線をただ送るというより胸から見上げて、体ごと目を合わせる気持ちです」

 広い劇場の全体に届く強いオーラと高い身体能力もこの人らしさ。
「娘役さんをリフトするなど、男性的な動作を自然にするにはぶれない体幹が必要なので、筋トレは続けています。心はマイペースを保ち、すべての舞台に心身ともにベストな状態で立ちたいです。まだ未熟ですが、“のびしろ”を楽しみにしていただけるよな、常に成長し続ける存在でありたいと思っています」
Profile
たまき・りょう
愛知県出身。2008年、月組に配属。今年9 月、月組トップスターに就任。主な出演作に『月雲の皇子』『Bandito』『激情―ホセとカルメン―』『NOBUNAGA〈信長〉―下天の夢―』など



Next Stage!

©宝塚歌劇団

★ミュージカル 『アーサー王伝説』

ケルトの若き王アーサーは騎士らと自国の防衛に奔走していた。ある日、自分も騎士に加えてほしいという男が訪れるが……。フランス各地で旋風を起こしたミュージカルを宝塚月組が日本で初上演。
主演:珠城りょう 愛希れいか 
10/14~19:文京シビックホール 
10/28~11/9:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

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