ー登場人物全員がつらい事情を抱えているんですが、その苦悩を全員で解決しながら成長していく姿を描いた、とても感動的なドラマです!
●彼女役のチョ・ボアさんも普段の愛嬌ある可愛らしい役を脱皮して、複雑な役を演じていましたが、共演はいかがでしたか?
ー僕は普段のボアさんの性格を知らなかったので、最初は静かな性格の方なのかな?と思っていたんですよ。でも撮影が進んで、全員が親しくなっていったある日、スタッフの方にボアさんが甘えるような可愛い仕草をしている姿を目撃したんです。その姿を見て、(劇中の姿とは異なるので)“あぁ~ボアさんは、すごく演技が上手な方なんだなぁ”と思いました。本当に素晴らしい女優さんです。それから、ボアさんには今でも申し訳ないと思っていることがあるんですが…。僕のほうが後輩なので、僕が積極的に話しかけて、親しくなる努力をするべきだったのに、いつも先輩であるボアさんが話しかけてくださってたんですよ(笑)。そのおかげで、本当に仲良くなることができました!
●世の中の女子を敵に回すようなチャラい(?)大学生を熱演しましたが、撮影中役にのめり込んで切り替えが大変だったりしませんでしたか?普段のジュンさんはどんなキャラクターですか?
ー最初の頃は、ミンス役を演じることに対して、“どうすればいいんだろう…”と、いつも思い悩んで、寝れなかったんです。普段の僕はミンスとは正反対で、そばに女性がいたら静かになってしまうタイプなんですよ。昔から男友達が多く、アイドルの練習生時代も周りに男しかいなかったので、女性を相手にして演技をするのは少し大変でしたね。
●好きなシーンや心に残ったセリフはありますか?
ーう~ん…、たくさんあるので…。特に記憶に残っているセリフは、僕がチョ・ボアさんが演じるジョンヒョに、“君は僕にとって愛じゃない。神からのお告げだ”というセリフがあったんです(笑)。でも、この言葉は日常生活では使わない言葉なんですよ。ドラマだから言えるセリフですし、撮影しながらすごく心に響いたんです。本当に、心がキュンとしました!僕にとってファンのみんなも“神からのお告げ”だよ。フフフ
●カリスマのあるチェ・シラさん、イ・ソンジェさん、チョン・ウンイさんらベテラン俳優陣と共演はいかがでしたか?
ー昔から先輩方が出演しているドラマや映画を観て育ってきたので、今作で先輩方と共演させていただいて、本当に光栄に思います。僕の人生に二度と訪れない機会だと思って、一緒に演技する一瞬一瞬を大切にしていました。
●成長したな、と感じるのはどんなとき?それはどんなところですか?
ー涙を流すシーンの時、以前は“このタイミングで涙を流さなきゃ!”と思いながら演じていたんですけど、今回お母さん役のチェ・シラさんとのシーンで、そう思わなくても自然と涙がこぼれたんです。僕自身もビックリしましたし、本当に“やった~!”と思いましたね。個人的に、成長を感じてすごく嬉しかったです。
●憧れの先輩はいますか?またそれはどうして?
ー好きな先輩は、U-KISSのメンバーです。なぜかと言うと、僕はU-KISSのメンバーとして加入して5年なのですが、兄貴たちは今年で10周年なんです。10年間もグループを守っていくこと自体、すごく大変なことなので、そんなカッコいい兄貴たちには本当に感謝していますし、すごく尊敬しています!
●ドラマでは済州島での撮影もありましたが、済州島やソウルなど、韓国でマリソル読者にオススメの食べ物や場所などはありますか?
ー今作の撮影で行った時も食べましたが、済州島のトンベコギがオススメです!トンベは済州島の方言で、まな板という意味なのですが、そのまな板の上に豚肉がのって出てくるんですよ。初めはただの蒸し豚だと思っていたのですが、そのお肉は黒豚肉なんです!(黒豚は済州島の名物)すごく美味しいので済州島に行ったら、ぜひ召し上がってみてください!
●最近気になっている、よく聴くアーティストは?
ー清水翔太さん!僕は韓国にいる時でも、日本の曲をよく聴いているんですけど、特に清水翔太さんの曲が好きですね。
●日本での活動で楽しみにしていることはありますか?
ー日本では、U-KISSとして活動しているんですが、U-KISSのアルバムでもう一度、オリコンチャート1位をとりたいです!以前、1位をいただいたことがあるのですが、あの瞬間は今でも忘れられないですね。あの喜びをもう一度、ファンの皆さんと分かち合いたいです。それから、U-KISSは過去に2回、日本武道館で公演したことがあるのですが、もう一度、武道館でコンサートをやりたいです!!
桂まり●かつらまり 韓流予報士(?)。温泉保養士。「SPUR」や「eclat」などで、トラベル、フード記事など担当するライター。趣味は各国で料理教室に行くこと。「専門外ではありますが、泣いて笑って癒される韓流ドラマのお勧めを不定期で紹介します!