「パートのおばさんの不倫が許せない!」【40代お悩み相談】

2018年9月21日
「不倫をしているのに、いい人だと思われているなんて許せない」という相談者さんに、みうらじゅんさんと辛酸なめ子さんが独自の視点で回答! 

【今月のお悩み】「パートのおばさんの不倫が許せない!」

40代後半のパートのおばさん。旦那さんは高校教師で地位も名誉もあるのに、不倫中。しかも2回目です。自分の得になる人には親切にして、それ以外には冷たい彼女。そんな人がおいしい思いをしたり、いい人だと思われるのが許せません。痛い目にあわせたいのですが、何かいい方法はありますか?
(秋田県・かなこ・42歳・会社員)

☆辛酸なめ子さんの回答

おいしい思いばかりしている人、いますよね。そういう人と接すると自己肯定感が強いと感じます。逆に相談者さんは謙遜したりしがちなのでは? 相手の妙な自信や肯定感だけでも取り入れると、負けずにいい思いができるかもしれません。


☆みうらじゅんさんの回答

おばさんは「痛い」と感じにくそう。 聞き流すか、真偽を確かめるか、です

 不倫って、当事者、つまり配偶者に不倫をされている家族にとっては腹立たしいし、許せないことだと思います。でも、家族以外の人にとっては関係ない。だからこそ、芸能人や政財界人の不倫が週刊誌で取り上げられると大騒ぎするような気がするんです。ああいう時、みんな「ひどい!」と糾弾しますけど、ホントのところはおもしろがっているだけのような気もしますね。かなこさんが、おばさんの旦那さんのご親戚とかだったら「許せない!」と思うのも当然かもしれませんが、お悩み文を読んだかぎりでは、そうではなさそうですよね。  

なので、「放っておきましょう」と言いたいところですが、でも、おそらくそのおばさんは、人がリラックスしたいランチの時に、しかも得意げに話してくるのでしょう。「実は私、こういうの2回目なの。に・か・い・め!」なんて(笑)。その様子が、ありありと目に浮かびます。  どうでしょう、一度、面と向かって「その話、もう聞きたくないです」と言ってみては? 

 おもしろがる人もいるかもしれませんが、かなこさんは不愉快になるのなら、付き合う必要はないですよ。「痛い目にあわせたい」とのことですが、おばさんは自ら、不倫していることを言いふらすような人ですから、たいていのことでは「痛い」と思わないんじゃないでしょうか。だから、こらしめる方法を考えるだけ時間とエネルギーのムダのような気がします。

 あと、僕がひとつ思ったのは、おばさんの話が本当かどうか、ということです。僕は、かなこさんと違って疑い深い人間なので、この話も、「どうかなあ」と思っちゃうんです。社会的に不倫が悪とされているようなこのご時世、自ら吹聴するでしょうか。しかも、得意げに。ひょっとすると、男性にちょっと優しくされたことを「モテる」と勘違いして、さらに「不倫している」と話を盛っているだけかもしれません。

 まわりの人たちが、おばさんを「いい人」と思っているとのことですが、それは単に「ランチの時におもしろいネタを提供してくれる人」として、ウケているだけの話なのでは? かなこさんだけが、おばさんの話を真に受けている可能性はなきにしもあらず、のような気がします。

 なので、まわりの人たちに聞いてみてはいかがでしょう。「おばさんの話、どう思う?」って。「あんなの、ウソに決まってるじゃない(笑)」という答えが返ってくるかもしれませんよ。それでもかなこさんの気がすまないのだったら、話の真偽をご本人に確かめてみてもいいかもしれませんね。その結果、おばさんの不倫が真実だとしても、かなこさんが考えているほど「おいしい思い」はしていないような気がしますけど。だから、相手を困らせようと、自ら2人の関係をバラしているのかも……。そう考えると、「許せない!」という気持ちも薄らいできませんか?

  • ●JUN MIURA: イラストレーターなどなど。「マイブーム」「ゆるキャラ」ほか多くのブームを生み出す。近著に『男気の作法』(マガジンハウス)、『人生エロエロだもの』(文藝春秋)など
  • ●NAMEKO SHINSAN: 漫画家、コラムニスト。巫女的な感性でアイドル観察からスピリチュアルまで、あらゆる事象を取材。近著に『魂活道場』(学研)、『おしゃ修行』(双葉社)などがある
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撮影/露木聡子 ヘア&メイク/木下 優(Rossetto/辛酸さん) 取材・文/鈴木裕子

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