これぞ日本の口紅! 小町紅で究極のマットリップ体験【マーヴェラス原田の40代本気美容 #28】

2018年9月29日
自分だけの赤リップに出合える! この秋は、日本女性の美意識を支えてきた伝統の「紅」でメイクを楽しんでみませんか?

クールで大人っぽいマットリップは、今季も人気継続中。各ブランドからも新作・新色が続々とリリースされていますよね。なかでも「赤」は永遠の定番カラー。とはいえ、なかなか自分にベストな赤って見つからない! そんな人におすすめしたいのがこちらの「小町紅」。

伊勢半本店の小町紅−1

って、緑色?というか、玉虫色? いえいえ、水で湿らせた筆で溶くと……

伊勢半本店の小町紅ー2

なんということでしょう、この鮮やかな赤!

玉虫のような緑色は、実は純度が高い、良質な紅の証なのです。

というわけで、本題「小町紅」のお話。今回私がお伺いしたのは、青山・骨董通りにある「伊勢半本店 紅ミュージアム」。こちらの小町紅は、紅花由来の天然色素だけで作られています。とはいえ、紅花の色素の99%は黄色。残りのわずか1%の希少な赤の色素だけを抽出して作られる稀少なものです。今や、そんな江戸時代そのままの「紅」作りをしているのは、世界中探しても伊勢半本店のみ。その製法は秘伝中の秘伝、なんと口伝えで代々紅職人が受け継いでいるというから驚きです。

こちらのミュージアムでは、そんな紅花から紅が作られる過程や、江戸時代、いえ、それ以上に昔から「紅」が化粧だけではなく魔除けなど様々な形で日本人の生活に溶け込んでいたことがよく分かる常設展示が見られます。

伊勢半本店の小町紅−3
手前はお煎餅じゃありませんよ。右奥の「紅花」の花弁だけを丁寧に摘み取り、発酵・乾燥させた「紅餅」というもの。赤色の色素が高まり保存もきくということで、かつては産地からこの形で全国の紅屋に出荷されていたそう。現在も、この紅餅をひとつひとつ手作業で作っていると伺い、びっくり!

もちろん小町紅の購入もでき、実際に紅メイクにトライできるスペースも。さっそくお願いしてみました!

紅ミュージアムー1

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紅ミュージアムー2

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紅ミュージアムー3

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ミュージアム内のトライアルスペース。右の盃の内側に紅が。自然由来の色素ゆえ紫外線には弱いので、このように伏せておくことが大前提。江戸時代の女性たちも、こうして置いていたんでしょうね。
色素を水で溶いただけなので、つけ心地はさらさらと軽い! 実は、紅花には血行を促す成分が含まれているので、スキンケア効果も期待できそう。何度も重ねるうちに、唇がほんのりと染まっていく過程も楽しい。
数回重ねてもらいました。水性なので、本来の唇の色が透けて見えるような、ナチュラルな仕上がり。黄味寄りの私の肌だと、ちょっと朱赤っぽい発色に。何度も重ねるともっと濃く色づき“自分だけの赤”に。

普段のリップカラーでは出せない、唇を染め上げることでかなうナチュラルマットな発色……儚げでいて、重ねるとあの“玉虫色”の艶が現れる不思議な仕上がり。意外とロングラスティングだし、紅花の血行促進効果ゆえか唇もパサパサしにくいのもうれしい!

艶っぽいのにきちんと見えて、大事なシーンでは自分を鼓舞してくれる頼もしい「赤リップ」。この秋は、日本古来の自然派コスメ「紅」を相棒に選んでみては。

  • 紅ミュージアムー4 ミュージアム内には様々な器の紅が。ギフトはもちろん、和装婚礼の方が購入されたり、海外からのお客様も多いそう。
  • 紅ミュージアムー5 ころんと愛らしく、持ち歩きにも便利な人気の「手毬」シリーズ。季節限定の柄も並んでいました。各¥9000。
  • 紅ミュージアムー6 「紅ミュージアム」外観。常設展のほか、様々な展示が。夏休みにはワークショップも!骨董通り散策の際はぜひ。
   
  • WEBエディター 原田千裕
  • ちょっとやそっとじゃ揺るがないのが自慢だった鋼鉄の肌に明らかな陰りが……ということで、アンチエイジングにフルスロットル中! そんな日々の中でキャッチした、アラフォー向けの“マーヴェラス”な美容トピックスをシェア。コスメも男性もお酒も“ディープで濃いめ”が好み。
イラスト/ユリコフ・カワヒロ

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