一条ゆかり特集③ 『有閑倶楽部』は学園アクションコメディの金字塔!【パクチー先輩の漫画日記 #23】

2018年11月11日
名家の子息6人が事件に巻き込まれて大暴れ!ガッツと知性と財力で悪者を倒す彼らのパワーに、疲れたアラフォーもリフレッシュ!!
先週のニュースで話題だった「パパ活」ならぬ、「ママ活」。高校生のかわいい男子とのおつきあいを望む主婦と、お金目当てに年上女性とつきあう男子学生。「なんかこの話、知ってる!?」と思いました。そう、一条ゆかり先生の『正しい恋愛のススメ』の世界、そのものなんですよ! スマホもなかった20年も前に、こんな設定を想像できちゃうなんて、さすが巨匠。そして女心は、今も昔も変わらないということかもしれません。

さて、本日紹介するのは、そんな一条先生の代表作のひとつ『有閑倶楽部』。大ヒット作品なので、きっとご存知の方も多いでしょう。

舞台は名家の子弟が通う聖プレジデント学園。その生徒会(別名・有閑倶楽部)に集まったのは、学園の中でもひときわ権力と財力と才能を持ち合わせた6人。彼らが各々の能力を発揮して、さまざまな事件を解決していきます。

なんといっても魅力的なのは、有閑倶楽部の6人のキャラクター! 超人的な運動神経を持つ野生児・剣菱悠理(けんびしゆうり)を筆頭に、有閑倶楽部の頭脳・菊正宗清四郎(きくまさむねせいしろう)。才色兼備の大和撫子・白鹿野梨子(はくしかのりこは)、警視総監の一人息子・松竹梅魅録(しょうちくばいみろく)、容姿端麗の美女・黄桜可憐(きざくらかれん)、ナルシストのプレイボーイ・美童グランマニエ。

6人のキャラクターが生き生きと描き分けられていて、「悠理の食べっぷり、最高だわ」「つきあうなら美童くんかしら?」などと、読み進めるうちに、それぞれに深い愛着がわいてきます。

また、学園アクションコメディといっても、彼らがかかわる出来事は、海外の諜報組織が暗躍するスパイものもあれば、オカルト風味の話まで多岐にわたり、飽きることがありません。謎解きの要素もありながら、そのキャラクターの楽しさ、加えてありえないほどの金持ちぶり……と、見どころ満載で、物語の密度がめっちゃ濃い!

ドタバタ&はちゃめちゃの末に、最後はすっきり解決してくれる6人のエネルギッシュな活躍に、読んでいるとストレスも吹き飛びます。1話完結なので、忙しいアラフォーにもぴったり。

ところで、お気づきでしょうが、有閑倶楽部の6人は、全員名前がお酒由来。酒豪だった一条先生ならではのネーミング。現在、千駄木の弥生美術館で開催されている『一条ゆかり展』のオープニングパーティには、悠理の名前にちなんで剣菱から樽酒が届いていましたよ! そうでなくちゃね! ちなみに先生は、現在は、お酒を飲まない健康的な生活を送っているそうです。

それでは試し読み、どうぞ~!

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★Information

少女マンガ界の女王・一条ゆかりの展覧会『集英社デビュー50周年記念一条ゆかり展~ドラマチック!ゴージャス!ハードボイルド!~』。デビュー作から2000年代までの原画を中心に展示。一条先生のトークショーも11月17日(土)、12月8日(土)に開催決定!詳細は、弥生美術館の公式サイトをご確認ください。

会期/2018年9月29日~12月24日 

会場/弥生美術館 

住所/東京都文京区弥生2-4-3 

公式サイト/http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/index.html

パクチー先輩
漫画大好きライター。女性誌や男性誌でインタビューやカルチャー企画を担当。手塚治虫の「W3」でマンガ愛に目覚める。「パクチーが持つ効能のように、みなさんの体内の毒素を排出してくれるような漫画を紹介していきたいと思います」

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