「同年代が頼りなさすぎて恋愛対象が50代、60代になってしまいます」【40代お悩み相談】

2018年10月26日
恋愛対象が50代、60代になってしまうという相談者さんに、みうらじゅんさんと辛酸なめ子さんが独自の視点で回答! 

【今月のお悩み】「恋愛対象が50代、60代になってしまいます」

なぜなら、同年代の男性は、おバカでお金もなく、余裕も愛嬌もなく、話も薄っぺらい。一緒にいても、ただ疲れるだけだからです。我慢して、母性で包もうと思っても、疲れて対応できません。
(東京都・さち・41歳・セミナー企画/司会/受付)
みうらじゅんさんと辛酸なめ子お悩み相談

☆辛酸なめ子さんの回答

同年代の男性への提言……確かに不惑の40歳は頼りない感じですし、意固地になって融通がきかなくなる年齢。年上男性にいくのもいいですが、年上女性好きの若い男性もいるのにもったいないです。ぜひ若さを吸収してください。

☆みうらじゅんさんの回答

50 代で賢くなるなんて幻想です(笑)。決めつけず、可能性を広げてみては?

悩みの文面を読んだだけでははっきりとはわかりませんが、さちさんのこの同年代の男性観、ひょっとすると特定の誰か、のことではないですか? 以前にお付き合いしていた人、あるいは、今付き合っている(ような、いないような)人に対する苦情なのでは?  
 そうでないとすると、かなり誤解があるような気がします。  

まず、「恋愛対象が50代、60代になってしまう」ってことは、50代、60代なら、バカじゃなくてお金があり、愛嬌も余裕もあり、濃い話ができるはずだと思ってらっしゃる? いやいや、男なんて、いくつになっても賢くなんてならないですよ。さらにバカになることはあるかもしれませんが。お金があるとはかぎりませんし、余裕だって、そろそろ命の余裕がなくなります。歳を取るとどんどん頑固になって、愛嬌どころじゃありません。話だって、濃く=しつこくて、薄っぺらいより始末が悪い……。 僕自身60歳になり、また、まわりの同世代を見ていても、若いころとたいして変わっていない気がします。
 ですから、さちさんと同年代の男性が、必ずしもさちさん評に当てはまるわけではないと思うんです。  

 それに、そういう同年代男性がいるとしても、もしかすると、その人はわざとバカなふりをしたり、お金がないふりをしているのかもしれません。そうやって、さちさんの気を引こう、母性本能をくすぐろうという作戦で。あるいは、謙虚な人かもしれない。だいたい、利口ぶったり、金持ちだと吹聴したり、やたら誰にでも愛嬌を振りまくヤツなんて、イヤじゃありません?

 ですから、50代、60代の男性に対しても同年代の男性に対しても「◯◯である」と決めつけないで、恋愛対象として考えていいのでは?

 あと、さちさんのお話には出てきていませんが、年下はいかがでしょう? さちさんは、肩書もたくさんお持ちで、バリバリ働いていらっしゃるから、同年代の男とはお互いに張り合ってしまい、なかなか恋愛ムードにならないのかもしれません。その点、年下なら、さちさんより知恵もお金も余裕も、なくてあたりまえ。「もう、しょうがないわねぇ」と、母性で包めるような気がするのですが、どうでしょうか。

 いずれにせよ、「恋愛がしたい」と思っていらっしゃるなら、全方位にウェルカムな雰囲気を漂わせていたほうが、チャンスは増えるような気がします。そうだ、恋愛セミナーとかを企画して、「いいな」と思う男性を講師に呼ぶというのはどうでしょう。話を聞けば、ある程度、人間性もわかるでしょうし、それを機に仲よくなれるかもしれません。職権乱用? いえいえ、それもご縁ですよ、ご縁。

 最後にひとつだけ。僕が言うのもなんですが、恋の醍醐味は「おバカになること」だと思うんです。心に余裕はなくなるし疲れるし、恋人同士の会話なんて、傍で聞いてるとホントに薄っぺらい。でも、それが「恋に落ちる」ってことなんじゃないかと……。

  • ●JUN MIURA: イラストレーターなどなど。「マイブーム」「ゆるキャラ」ほか多くのブームを生み出す。近著に『男気の作法』(マガジンハウス)、『人生エロエロだもの』(文藝春秋)など
  • ●NAMEKO SHINSAN: 漫画家、コラムニスト。巫女的な感性でアイドル観察からスピリチュアルまで、あらゆる事象を取材。近著に『魂活道場』(学研)、『おしゃ修行』(双葉社)などがある
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撮影/露木聡子 ヘア&メイク/木下 優(Rossetto/辛酸さん) 取材・文/鈴木裕子

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