「子供が欲しくなりました。 仕事もしたいし、悩みます」【40代お悩み相談】

2018年12月3日
「子供が欲しいけれど、職場環境を考えると不安になる」という相談者さんに、みうらじゅんさんと辛酸なめ子さんが独自の視点で回答! 

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仕事で新しい領域にチャレンジしたいのですが、この年齢になって、子供も欲しくなりました。キャリアをあきらめたくないけれど、妊娠・出産にはタイムリミットがあるので悩みます。上司は、子供がいない人ばかり。理解が得られるか、職場復帰して心地よく働けるか、不安です。
(宮城県・みか・37歳・総合職)
みうらじゅんさんと辛酸なめ子お悩み相談

☆辛酸なめ子さんの回答

仕事と出産について同じく答えが出せないままです。自分の人生これでよかったのか……と悩むこともありますが、すべてそれぞれの人に必要な学びが起きている、と思うようにしています。悩んでいる時間もムダではありません。



☆みうらじゅんさんの回答

出産後に現場復帰=新しい領域へのチャレンジと考えてみては?

「子供も」の「も」が気になります。総合職としてバリバリ働きながら結婚もして、しかも子供まで……なんて望みすぎかしら? と思ってらっしゃるのでしょうか。そんなこと、ないと思いますよ。キャリアも子供も、すばらしいじゃないですか。

 でも、理解してもらえるか、復帰後は肩身の狭い思いをするんじゃないかと、みかさんを不安に思わせる雰囲気が、今の職場にはあるんですね。

 このご時世、女性に「仕事か、子供か」の選択を迫るような会社には、あまり未来がないような気がします。現実はそういう会社のほうが多いのかもしれませんが、遅かれ早かれ変わっていかざるをえないと思うんです。でも、今のところ、みかさんの職場にはそれが望めそうもないですよねえ。

 妊娠・出産にタイムリミットがあるのなら、どうでしょう、子供を産んでしばらくしてから、別の職場に移って新たなチャレンジをするというのは。今の職場では、元の仕事に戻れるかどうかも怪しいですし、戻れたとしても上司から「何か言われないか」とビクビクしながらでは、チャレンジする意欲もそがれてしまいそうです。それに、赤ちゃんも急に体調をくずしたりするので、「理解が得られるか」どうかわからない会社で働き続けるのはツライのではないかと……。

 とはいえ、みかさんとしては、がんばってキャリアを積んできた会社を辞めて別の会社へ、とはなかなかいかないのかもしれませんね。ううむ。

 そうだ、子供を産んで今の会社に復帰すること=新たな領域へのチャレンジ、という考え方はどうですか? 子育てしながらもキャリアを積んでいけるように、みかさんが道を切り開いていくんです。

 それはまあ、職場に楔(くさび)を打ち込むことになって、当然、みかさんはパイオニアとしてツライこともあると思います。「子供を産む、会社も辞めない」と言えば、上司はいやな顔をするかもしれないし、職場復帰したらそれこそ、あれこれいやみを言われるかもしれません。でも、何か言われたらキッと睨み返す勢いで、堂々と仕事をしていればいいんじゃないでしょうか。そこでビクビクしていたら、相手の思うツボで、どんどんいじめられてしまうような気がします。

 ここはひとつ、一匹狼的なキャラになり、波風立ててみましょうよ。そうやってみかさんが立ち上がることは、後輩たちにとっては光になると思うんです。この先、みかさんが上司になった時、彼女たちは喜んでついてきてくれるんじゃないでしょうか。そうなれば、みかさんが本当に望んでいる「新しい領域」へのチャレンジも大手を振ってできそうです。

 あ、最後にひとつ。仕事と育児を両立させたいなら、パートナーときっちり話し合っておいたほうがいいですよ。上司より、パートナーの理解と協力が得られないほうが、ずっとキビシイと思うんです。

  • ●JUN MIURA: イラストレーターなどなど。「マイブーム」「ゆるキャラ」ほか多くのブームを生み出す。近著に『男気の作法』(マガジンハウス)、『人生エロエロだもの』(文藝春秋)など
  • ●NAMEKO SHINSAN: 漫画家、コラムニスト。巫女的な感性でアイドル観察からスピリチュアルまで、あらゆる事象を取材。近著に『魂活道場』(学研)、『おしゃ修行』(双葉社)などがある
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撮影/露木聡子 ヘア&メイク/木下 優(Rossetto/辛酸さん) 取材・文/鈴木裕子

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