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スタイリスト村山佳世子の40歳からの「おしゃれに効く10のルール」

大人を素敵に見せる秘訣、教えます!
10代、20代、30代と、さまざまなファッションを経験してたどりついた40歳。これからおしゃれをもっともっと楽しむために、私たちには何が必要なのだろう?スタイリストとして25年以上、トップを走り続ける村山佳世子さんに、40歳からのおしゃれを楽しむためのルールを聞いた。

マリソル世代ともなると、これまでに、
ひととおりのトレンドを経験しているはずです。
流行が移り変わる中で誰しもが、
自分に似合う服、似合わない服を見極める作業を繰り返し、
今にいたっているのではないでしょうか。
だからきっと40歳からは、
トレンドとうまく付き合いながらも、
流行だけにとらわれない、自分らしいおしゃれを追求できる。
そんな、自分にとっての〝一生もの〞と呼べる
おしゃれに必要な、10のルールを提案します。

  • 村山佳世子(むらやま・かよこ)
  • 文化服装学院スタイリスト科卒業後、アシスタントを経てスタイリストデビュー。25年以上、集英社の雑誌を中心に第一線で活躍。高い審美眼とスタイリング力で、ファッション業界からの支持はもとより、多くのモデルからも絶大な信頼を得ている。Instagram:@stylist_murayama_kayoko

1/10 Rules
最強のトレンチを持つ
流行がどんなに移り変わろうとも、
トレンチコートは常に、〝おしゃれのエース〞と呼べる、存在。
そう、コーディネートが完璧じゃない日だって、
トレンチコートをはおるだけで なぜか自信がもてるものです。
トレンチコートそのものには流行があり、
今季は、ビッグシルエットがトレンド。
これまで、このタイプを着たことがない人にもぜひ一度、トライしてほしい。
もしかしたら、手持ちのベーシックトレンチよりしっくりくるかもしれません。
こうして、さまざまなタイプのトレンチコートを着るうちに、
いつか自分にとっての〝最強〞と言える一枚に、出会えるのだと思います。

スタイリスト村山佳世子の40歳からの「おしゃれに効く10のルール」_1_1
着るだけで今の空気がまとえるビッグシルエットのトレンチ。コーデュロイパンツとショートブーツを合わせ、さらに旬のトッピングを。
コート¥70,000/RHC  ロンハーマン(ジェーン スミス) ブラウス¥49,000/レリタージュ マルティニーク(レリタージュ マルティニーク) パンツ¥28,000/マスターピースショールーム(サイ) チョーカー¥54,000/プリュイ トウキョウ(プリュイ) バッグ¥253,000/ヴァレクストラ・ジャパン(ヴァレクストラ) 靴¥99,000/シジェームギンザ(アクアズーラ)

2/10 Rules
白Tは年中着る
春夏シーズンにヘビロテした白Tを、
この秋は、衣替えでしまい込まずに、
クローゼットにキープしてみてください。
ロングカーディガンやジャケットなどのインナーとして着たり、
ニットのインに重ねてすそからチラッと見せたり、
実は、秋冬のおしゃれにもとても似合うのです。
そして白Tという、その人らしさや個性を映し出す
不動のベーシックアイテムと年中向き合うことで、
自分らしいスタイルに、たどりつけるはずです。

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重くなりがちな秋冬シーズンの着こなしに、抜け感やこなれ感を演出してくれる白Tシャツ。モヘアカーディガンとワイドパンツの着こなしが、一気に軽やかに。
Tシャツ¥14,000・カーディガン¥59,000/ヴァリアス ショールーム(エイトン) パンツ¥30,000/ゲストリスト(ハウント/ハウント代官山) ピアス¥1,140,000/TASAK(I TASAKI) ストール¥59,000/アッシュ・ペー・フランス(ファリエロ・サルティ) バッグ¥522,000/モワナ メゾン GINZA SIX(モワナ) 靴¥44,000/ルック ブティック事業部(レペット)

3/10 Rules
大人のデニムは古くていい
ファッション雑誌ではよく、
〝デニムこそ最旬に更新すべき〞という、 テーマを特集します。
最旬のデニムは 着るだけでおしゃれ感が演出できるので、
確かに、そのとおりかもしれません。
でも、どんなタイプのデニムも 着こなせていた若いころとは違って、
大人には、似合わない〝最旬〞だってある。
それならば、古くたっていい、 自分の好みや体型に似合う一本を、
とことんはき込めばいいのです。

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リーバイス505のヴィンテージデニムにジャケットをさらり。味わいのある一本を、大人らしくきれいめ仕上げに。
デニムパンツ¥11,000・ブラウス¥25,000/サード マガジン(THIRD MAGAZINE) ジャケット¥72,000/カオス表参道(カオス) キャスケット¥15,000/ミューズ ドゥ  ドゥーズィエム クラス 丸の内店(ロック&コー) バッグ(ロングストラップつき)¥125,000/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ) 靴¥82,000/ジミー チュウ

4/10 Rules
ベージュのVニットが究極の女っぷり
大胆に肌を露出するよりも、女性の体が入って初めて完成する上品な女らしさが、究極の女っぷりだと思っています。ベージュのVニットは、まさにその女っぷりを体現してくれる服。40歳からは、この究極の一枚を着こなせる女性を目ざしたいものです。

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ヌーディな色みとほどよいVあき。素肌に一枚まとうだけで、女らしさが漂って。
ニット¥24,000/レリタージュ マルティニーク(レリタージュ マルティニーク) スカート¥24,000/ビームス ハウス 丸の内(デミルクス  ビームス) サングラス¥35,000/オリバーピープルズ 東京ギャラリー(オリバーピープルズ) バングル¥30,000/アッシュ・ペー・フランス(セルジュ・トラヴァル) バッグ¥508,000/モワナ メゾン GINZA SIX(モワナ)

5/10 Rules
シャツはビッグシルエットが万能
時に窮屈さを感じるベーシックなシャツに対して、ビッグシルエットのシャツは、ストレスフリー。女性の体の華奢さを強調しつつ、着こなしにムードを添えてくれるアイテムでもあります。ボトムにインしてもアウトしても決まる、着こなしの幅広さも、大人の女性向きです。

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身頃も袖もビッグシルエットの今年らしい一枚を、ハイウエストのワイドパンツにはゆるめにイン。シャツ×パンツという定番の着こなしがぐっとこなれて見えるのも、ビッグシルエットシャツだからこそ。
シャツ¥29,000/ミューズ ドゥ ドゥーズィエム クラス 丸の内店(ドゥーズィエム クラス) パンツ¥28,000・ジャケット¥58,000/アングローバル(イレーヴ) バッグ¥152,000/J&M デヴィッドソン 青山店(J&M デヴィッドソン)

6/10 Rules
週3日は同じニット×パンツで
例えば私なら、ネイビーニット×黒のクロップドパンツ。
そんな、週3で着てもいいと思えるくらい、
心地よくいられるシンプルな上下セットを見つけてみて。
アウターや小物合わせで印象がガラリと変わりますし、
なんといっても、忙しい朝がラク!
自分スタイルを見つける指針になります。

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ネイビー×黒は、どんなテイストのアウターや靴・バッグも受け止める万能コンビ。
ニット¥34,000/サザビーリーグ(エキップモン) パンツ¥20,000/リンク・セオリー・ジャパン(セオリー) コート¥210,000/アパルトモン 青山店(トラントドゥ パラディ) メガネ¥33,000/アイヴァン 7285 トウキョウ(アイヴァン 7285) バッグ¥187,000/J&M デヴィッドソン 青山店(J&M デヴィッドソン) 靴¥20,000/ドゥロワー 青山店(ノヴェスタ)

7/10 Rules
グレーは地味に見せない
大人になればなるほど、地味に見えないかを、 気にするようになります。
かといって派手な色を、 ワードローブの軸に据えるのもむずかしい。
それならば手持ちのグレーを地味に見せない 着こなしを身につければいい。
異なる色みや素材を レイヤードすることで、地味見えは簡単に回避できます。

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シックなグレーならば、冒険アイテムのポンチョにも挑戦できる。タートルニットはライトグレー、デニムはチャコールグレーを選び、異なる色みでワントーンコーデを完成。
ポンチョ¥120,000(ハウント/ハウント代官山)・デニムパンツ¥19,000(レッドカード)/ゲストリスト ニット¥26,000/ジェット ルミネ新宿店 ルミネ2(ジェット ロサンゼルス) バッグ¥22,000/ビームス ハウス 丸の内(ジャンニ ノターロ) 靴¥128,000/ジミー チュウ

8/10 Rule
冬こそ白!
もしかしたら若いころには、〝モテ〞を意識して、
白のコートを 着ていた人もいるかもしれません。
モテを意識しなくてもいい今こそ、 冬の白を目いっぱい満喫してほしい。
冬の澄んだ空の下に映える白、
ダークな色のアウターを脱いだ時に パッと現れる白、
そして、顔映りをよくしてくれる白。
どれを取っても、 やっぱり、冬こそ白! なのです。

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白のローゲージニットを、白〜ベージュトーンで、ニュアンスたっぷりに着こなして。カジュアルなアイテムでも、どこかリッチさが漂うのが、白がもつスペシャルな力。
ニット¥11,000/ゲストリスト(ステートオブマインド) パンツ¥39,000/マスターピースショールーム(サイベーシックス) サングラス¥30,000/モスコットトウキョウ(モスコット) ストール¥40,000(ドゥース グロワール)・バッグ¥93,000(ワンドラー)/ドゥロワー 日本橋店 靴¥100,000/アパルトモン 青山店(ミッシェル ヴィヴィアン)

9/10 Rules
もう一度、甘さに還(かえ)る
私もそのひとりなのですが、おしゃれが好きな人は、
いつからか甘い服を封印して、
あかぬけて見える、辛口服に気持ちが向きがちです。
30代は、辛口オンリーでもいいのですが、
40歳からは、時には甘さに還ることも必要。
〝可愛げ〞は、大人にこそ必要です。

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一度、甘さを封印した大人におすすめなのが、モノトーンで甘さを取り入れる方法。リボンベルトつきのフェミニンブラウスは白をチョイス。黒パンツとクールにまとめれば、無理なく楽しめる。
ブラウス¥39,000/アマン(アンスクリア) パンツ¥35,000/カオス表参道(カオス) デニムジャケット¥26,000/ゲストリスト(アッパーハイツ) バッグ¥102,000/イーストランド(マンサー・ガブリエル) 靴¥31,000/アマン(ペリーコ サニー)

10/10 Rules
ミックスなくしておしゃれなし
あらゆるおしゃれを経験してきた 大人の女性にこそ、もっと楽しんでほしいのが、 ミックスコーディネートです。 テイストの違うアイテムを自由に組み合わせたって、 軸に、〝自分スタイル〞があれば、まったくブレない。 本物のおしゃれは、ミックスすることで完成します

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ミリタリージャケットに、クラシカルなバッグと女靴をミックス。
ジャケット¥83,000/アストラット 新宿店(アストラット) スカート¥19,000(ユナイテッドアローズ)・バングル¥19,000(フィリップ オーディベール)/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店 バッグ¥295,000/ヴァレクストラ・ジャパン(ヴァレクストラ) ハット¥43,000/ドゥロワー 日本橋店(ロック アンド コー) 靴¥75,000/ガリャルダガランテ 表参道店(ニナ リッチ)
【Marisol11月号2018年】撮影/三宮幹史 ヘア/左右田実樹 メイク/小森由貴 スタイリスト/村山佳世子 モデル/ブレンダ 取材・文/磯部安伽
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