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心の洗濯!東山魁夷展を観て。

日々のストレスを癒すには心のリフレッシュが大事です。アートに触れて、心の洗濯してきました。
ずっと行きたかった生誕110年 東山魁夷展に行って来ました!
東京では10年ぶりの日本画の巨匠・東山魁夷 大回顧展です。

なかなか時間が取れず、諦めかけていたのですが…(>_<)
先日、仕事の合間に急いで行ってきました!


心の洗濯!東山魁夷展を観て。_1_1
チケットには、『冬華』。
パンフレットには有名な『道』。


初めて観たのは、たしか小学生の頃。

幻想的な『冬華』は、なんだか死をイメージするようで怖かったことを覚えています。

『道』は、綺麗なグリーンが印象的で可愛い感じで、それに対しどこまでも真っ直ぐに続く道。
子供の頃の私は、
自分の目の前には、真っ直ぐな道が果てしなく遠くまで続いているように感じました。


観る年代によって、絵の印象は変わりますよね。

大人になるにつれ、
『冬華』は、厳かで神聖な感じ。
あたたかな光に包まれ、天に召される…というような風にみえてきました。
患者さんのお看取りの時は、この絵を思い出します。


そして、『道』は決して真っ直ぐではない事に気づきました…。
『道』の絵も奥で右にカーブしているのがわかります。
子供の頃は全く気付きませんでした(^^;;

心の洗濯!東山魁夷展を観て。_1_2
今回の大回顧展は、東山魁夷の初期の作品から、晩年の遺作まで全ての時期の作品を観る事ができました。

画家の東山魁夷 自身の歳(年代)による作風の変化も、見所の一つです。
そして、なんといっても完成までに10年の歳月を費やした、唐招提寺御影堂の障壁画は圧巻!

唐招提寺の内部を再現して展示されていました。
唐招提寺は、奈良時代に鑑真が開いたお寺です。
鑑真は日本への渡航を5回失敗し、その間、失明しながらも6回目の渡航でやっと日本にたどり着きました。

東山魁夷は、失明した鑑真が見る事が出来なかった日本の風景、鑑真の生誕の地である揚州の風景、鑑真が第5回目の渡航に失敗した際に1ヶ月滞在した桂林の風景、中国の景勝地を代表する黄山の風景をそれぞれ描いています。


見知らぬ異国の地で、失明してまで最期まで使命を果たそうとした鑑真を敬い、彼のために描ききった東山魁夷の姿勢に感動しました。

東山魁夷は、90歳で亡くなるその歳まで描き続け、絶筆となった『夕星』には、彼の心の中の夢の世界が描かれています。


最期の最期まで筆を持ち続けたその情熱、私もずっと燃やし続けたい、と心新たに思いました。






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