「夫がデリヘルを利用していたことが発覚」【40代お悩み相談】

2016年11月21日
みうらじゅんさんと辛酸なめ子さんが、40代のお悩みに独自の視点で回答! 今回は、「夫がデリヘルを利用していたことを知ってしまった」という方からのお悩みです

【今月のお悩み】夫が出張のたびに「デリヘル」を利用している ことが発覚…

夫が出張のたびに「デリヘル」を利用していることを知ってしまいました。離婚を本気で考えましたが、夫は家族を大切にしてくれ、もちろん私のことも大切にしてくれます。でも、夫とは関係がもてないまま。
まわりの人たちが言うように「それくらい許してあげれば」「家族が大切なら今の状態に耐えるしかない」のでしょうか。
(山形県・そら・48歳・主婦)

☆辛酸なめ子さんの回答

夫の風俗通いは永遠の命題。よく言われるのが、男の風俗は女のエステみたいなもの、という意見。納得できないですが、夫のお金で風俗よりも高いエステに行きまくってフラストレーションを解消されてもよいかもしれません。


☆みうらじゅんさんの回答

バカな男の哀しい生態…。 いかがでしょう「耐える」より「許す」というのは

 お悩み文の行間から察するに、ついこの間まで夫婦生活を続けていたダンナさんが、デリヘルを利用していた。そらさんは相当、傷ついてしまったんでしょう。大変でしたね。
 ただ、ふだんは家でおとなしくしていて「出張の時だけ」なら、さほど深刻な問題ではないような気もするんですけどね。一緒に出張に行った同僚や先輩に付き合って、あるいは取引先に接待として「どうですか?」ってすすめられて以来、なんとなく恒例行事みたいになっているなんてこともあるかもしれませんね。

 デリヘルというのは、女性がホテルなどに出向いて男性に性的サービスをしてくれるものなのですが、一応、〝本番〟はNGってことになってると思うのですが。男の感覚としてはアダルトビデオ(AV)の延長線上にあるというか。
 でも、恋人やダンナがAVやグラビアアイドルの写真集を見ているだけ、いや、持っているだけでもイヤ、不潔!という女性もいますね。そらさんも、そうでしょうか。だとしたら、無理に今の状況に耐え続けなくてもいいと思うんですが、そらさんは家庭を守りたいから耐えるしかないのかな、と悩んでいるんですよね。ううむ。

 ちょっと発想を変えてみてはどうでしょうか。そらさんがいろいろ考えた結果、今は離婚できないということなら、「耐える」ではなく「許す」というのはどうでしょう。耐えるって、なんか虐げられてるような感じがしちゃいますけど「許す」だとダンナさんより優位に立てる気がしません?
 で、じゃあ、何を許すのか。周囲の人たちが言う「それくらい」じゃないですけど、デリヘルを利用する男は多いと思います。出張族の100%が、というのは言いすぎかもしれませんが、実際、ビジネスホテルの近所にはデリヘルとか個室ビデオ店のチラシがいっぱい貼ってあります。それだけ需要があるんですよ。なので、ダンナさんは男の中の多数派、少なくても変態ではないと思います。

 そして、これは本当に男の勝手な言いわけでしかないのですが、AVなりデリヘルなり、男はそこに愛情を求めているわけじゃないんです。
単に「たまったから出したい」という生理的欲求を解消したいだけというか。すいません、下品な話で。
 それに今、サラリーマンの日常って過酷らしいですよね。出張費だって最低限しか出ないから、狭いビジネスホテルに泊まって。それじぁ息がつまりますよね。そんな場所でも少しでもストレスを解消したい。そう思ってAVやテレビの有料チャンネルを見たりデリヘルを呼んだり、ということになるんだと思うんです。

 そんな男の生態を「まったくバカよね」と言いながら許す、というのはどうでしょうか。実際、むずかしいかもしれませんが、「許す」は幸せに直結する言葉のような気がします。
 ダンナさんを問いつめず、責めず、「私じゃダメかしら?」って明るく迫ってみる。これまでよりちょっと積極的に。そうしたらダンナさん、恒例行事なんてすんなりやめるんじゃないかと……いかがでしょう?
  • ●JUN MIURA: イラストレーターなどなど。「マイブーム」「ゆるキャラ」など数々のブームを生み出す。『みうらじゅんと宮籐官九郎の世界全体会議』(集英社)が大好評発売中!
  • ●NAMEKO SHINSAN: 漫画家、コラムニスト。巫女的な感性でアイドル観察からスピリチュアルまで、あらゆる事象を取材。近著に『辛酸なめ子の世界恋愛文學全集』(祥伝社)などがある
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撮影/露木聡子 取材・文/鈴木裕子(みうらじゅんさん分)

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