保護犬& 猫を迎えるには?
「ネコノミクス」なんて言葉も生まれたほど、ペットブームにわくこのごろ。でもブリーダーやペットショップだけが、出会いの場ではない
選択肢のひとつとしてあげられるのが譲渡会。「経済的にも精神的にも安定しているアラフォー世代は、一番動物を託せる世代です。譲渡会には厳しいイメージがあり皆さん緊張されるのですが(笑)、私たちは、飼い主さんと動物のマッチングの場と考えています。プロとしての経験から性格が合う子をおすすめしますので『なんか動物を飼いたくて』ぐらいで来るのも大歓迎。動物と暮らす方法を一緒に考える場として、活用してください」(友森さん)
ミグノン 代表理事 友森玲子さん
ペットサロンを開業後、保護犬猫うさぎの譲渡活動へ。トリミング、ホテル、フード販売、動物病院の複合施設『ミグノンプラン』を設立 一般社団法人 動物愛護団体ランコントレ・ミグノン
行政から犬、猫、うさぎを引き取り、月2 回の譲渡会を開催。2007年から始めて、約1500頭の命が新しい家族に迎え入れられた。 →のんびりした猫や、中高年の犬との相性がいいはず
「仕事にも人間関係にもお疲れの世代ですので(笑)、お世話に手がかかる子犬・子猫よりも、ある程度年齢を重ねてまったりした犬や、のんびりした性格の猫がおすすめです。自分の生活ができあがっている世代だとも思うので、そこをかき乱さず、大人の中へ自然に入っていける動物を受け入れていただけたらと思います」
→ペットシッターを使うなど、
工夫しだいで共生は可能
「一番の問題は通院だと思うので、そこをお金や人でクリアできれば大丈夫です。シッターさんを活用するのも手ですね。うちでも『私は仕事の融通がきかないので緊急事態が起きたらお願いします』と、シッターを託されている働く女性のかたもいます。後は譲渡前のトライアルで、お互いの生活を確認するのも大事ですね」
→半分は正解。でも残りの半分は、相談しだいです
「ペットは、健康な小型犬や猫で生涯に約300〜400万円、大型犬だと1000万円を超える費用がかかるとも言われています。飼い主さんが無理しないよう、うちも譲渡条件は厳しめです。でもそのかたのライフスタイルに合った動物の養育や、預かりボランティアなどもありますので、相談しだいでいろんな暮らし方をお伝えできます」
→基本的な情報を知り、"決め打ち"しないこと
「基礎的な育て方の本を一冊。そしてお願いしたいのはネットの画像だけで"決め打ち"しないでください。皆さん尻尾の長さや毛色にこだわるんですが、一番関係があるのは、見た目ではなく性格です(笑)。後は"かわいそうな子"という先入観もないほうがいいですね。譲渡後も、お互いが楽しく生活するためのコツです」
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