しかし、ご両親や、身近なご親族が亡くなられたとき、何をすれば良いか全くわからない、と途方に暮れてご相談に来られる方もとても多いのです。
もしもの事態に慌てないためにも、知識は持っておきたいものです!
特に、昨年、約40年ぶりとなる相続に関する大きな法改正がありました。
これを機会に、相続について少しでも関心を持っていただければと思います。
ここでは、ポイントを、
①配偶者居住権の創設 ②介護などの貢献により金銭請求が可能になったこと ③遺言が利用しやすくなったこと
の3点に絞って解説したいと思います。
配偶者居住権は、通常、不動産の時価より低い評価となるため、配偶者は、これまで住んでいた自宅に住み続けながら、預貯金などの他の財産もより多く取得できるようになり、生活の安定を図ることができます。
そこで、介護などを担ってきた親族から、相続人に対して、金銭請求が可能となりました。
これにより、不公平感の解消が期待されます。
法律問題を、少しでも身近に感じていただけるよう、また、興味深いトピックがあったら解説したいと思います!