ビューティの仕事を始めたばかりのころ、とある「眉の描き方レッスン」に参加したことがあります。“眉頭から2/3の位置に眉山を”など公式チックな講習で、その時はうまく描けるようになったつもり……でした。が、時が経てばトレンドはもちろん自分の顔立ちだって変わるもの。常に“人の眉見て我が眉直せ”を胸に、迷走する日々を送ってきました。
しかし先日、あるお方に「原田さんの顔立ちなら、もう少し眉山を内側に持ってきたほうが洗練されて、小顔効果もありますよ!」と言われて全身に電流が走った私。
そう、アラフォーにもなると大切なのはトレンドより前に「自分の顔に合った眉」なのでは?
そこで訪れたのがこちら。美眉の総本山「アナスタシア」です。
今回は表参道店へ。この「レッドカーペット階段」で扉を開けた瞬間から女優気分に浸れます。
今回、アイブロウトリートメント(約60分 ¥7000)を受けたのはこちらの個室。広々としていて、リラックス満点です。
ドレッサーの前にセットされていた「アナスタシア」のアイブロウアイテム一式。アイブロウパウダーだけで5色、アイブロウペンシルにジェル……眉メイクだけでこんなにあるんだ!!!
というわけで、まずはトリートメントの前・自前メイクの眉を見てみましょう。アイブロウサロンに来ると分かっていながら、朝メイクしたまま化粧直しもしていないので、何だかまばらです。左右のアーチのバランスも、こうして見るとちぐはぐなのがよく分かる……。
実は、私の眉についてご指摘くださったのも、こちら「アナスタシア」のアイブロウスペシャリスト・井村真弓さん。前回お会いした際に私の眉が気にかかったということで、スペシャルマッチ(?)のチャンスを頂いたのです。さぁ、がっつり直しちゃってください!!
アイブロウトリートメントはまず、その人に合う眉の形を決めるための“型取り”から。独自の黄金比率をもとに、眉頭・眉山・眉尻の3つのポイントを見極めます。
照れちゃうほど正面から何度もフォルムを確認してくれる井村さん。その眼差しは、まさに「眉の匠」! 骨格や筋肉、笑った時などの筋肉の動き方まで瞬時に捉え、その人にとってベストな眉を導き出してくれるんです。
私はおでこが狭いため、眉山の高さを今より下げて“縦のバランス”を調整。さらにその眉山を、顔の横幅が間延びして見えないよう内側へ移動。つまり“横のバランス”ですね。
こんなふうに、一人ひとりの顔立ちに合わせて絶妙に縦横バランスを整えることで小顔効果が生まれ、顔立ちも洗練されるらしい。眉を変えるだけで小顔が叶うの?なんて素敵!
「理想の眉」のガイドラインが定まったら不要な眉毛を処理していきます。まずは眉周りのワックス脱毛。合計9ヶ所ワックスがけを施されました! このこまめさも、パーフェクトな美眉が生まれる秘密なんでしょう。さらに余分な毛を丁寧に抜いていきます。ワックスも毛抜きも、不思議なほど痛くない!(ここは個人差あり、かと)
ここまでのプロセスだけで眉の形がきれいに整っているの、お分かりいただけますか? 描き足す必要がないかも……と思っちゃうくらいの美バランス。実際、施術を受けた方は皆さん「素眉で出かけても大丈夫なくらい。眉が整うと、こんなにメイクが楽になるのか!」と一様に驚かれるそう。
実は、眉の周りをクールダウンしている間に、オプションの「鼻ケア」も(¥2500)お願いしちゃいました。
施術前、井村さんに
「パック前の鼻にも触れてみてくださいね〜。終わった後、びっくりしますよ!」
と言われワクワク。
まずワックスで不要な角質や角栓、さらに目に見えないうぶ毛までオフ。これも全然痛くない。はがした後にワックスを見せてもらいましたが、うぶ毛に角栓、とにかく“いちご鼻”の要因となるモノがびっしりで戦慄! ワックスの後は海洋成分配合のパックでうるおいを。メントールの清涼感とともに肌をやさしくクールダウン!
あっという間なのに、終わった後の鼻はツルッツル!!!触れた瞬間、思わず「気持ちいい!」と叫んでしまいました。本当にいつまでも触っていたいくらいツルスベ、ピッカピカの鼻に大満足。これはファンデーションのノリも絶対良くなる! ぜひおすすめしたいオプションです。
施術の後はレッスンタイム。井村“先生”が書いてくれた眉をお手本に、まさに手取り足取りの真剣レッスン。
「パウダーはこの向きで、置くように……」
プロの技を見逃さないように、めっちゃ真剣ですね、私。
今までの眉の“描き方グセ”が出て、先生が添えてくれた手についつい逆らって動いてしまう。習慣って恐ろしい。
でも、トリートメントを受けると毎回レッスンが受けられるので、回を重ねるごとに皆さん、ぐんぐん腕が上がるそう。
描きあがったら、アイブロウジェルで毛流れを整えてフィニッシュ!
ジャーン、完成!
分かりやすいよう、施術前後の写真を並べてクローズアップしてみましょう。
余分な毛をワックスで産毛もろとも取り去ることで、もやっと中途半端だった眉のフォルムがくっきり。日に当たっていない肌が眉の周囲に現れることで、眉ハイライトを入れたような効果もあるそう。
横から見ると、なお完璧。眉山の美しさ、そして眉尻を下げすぎないことで、たるんだ顔立ちもシャープに! 横顔にも自信が出ますね。
アイブロウトリートメントを受けてから、手放せなくなっているのがこちらの「ハイライティング DUOペンシル」(全2色・各¥2800)。名前のとおりシマー&マット、デュアルタイプの眉用ハイライトです。マットを眉の上下にいれると、眉周りの肌がさりげなくワントーンアップし立体感ある美眉に。眉描きに慣れるまでのガイドラインとしても大活躍。とっても柔らかく、肌なじみが良いんです。
自分の眉にお悩みの皆さん、ぜひ「アナスタシア」のアイブロウトリートメントへ。“今の自分”にぴったり合う、ベストオブベストな眉を見つけられますよ!
- WEB美容エディター 原田千裕
- ちょっとやそっとじゃ揺るがないのが自慢だった鋼鉄の肌に明らかな陰りが……ということで、アンチエイジングにフルスロットル中! そんな日々の中でキャッチした、アラフォー向けの“マーヴェラス”な美容トピックスをシェア。コスメも男性もお酒も“ディープで濃いめ”が好み。