1人暮らし時代の家賃に匹敵する値段じゃん……と、お店で見つけては目を逸らし、
履いている女性を見かけては羨望のまなざしで凝視。
そんなことを連綿とし続けていたのですが、
人のタガというのはある日突然外れるもので……。
前回のブログでは清水の舞台から飛び降りる覚悟でペリーコのパンプスを買ったと
書いたのですが、今回はスカイツリーから飛びますか☆という気持ちで買いました。
日本の片隅で昭和の残骸として粛々と生きる自分に、
ノーサンプトンの風をほんの少し感じるくらいの権利はあるであろう、と。
いつの時代も日々戦いだと思うのです。特にこの国の女性は。
大人としてふるまわなければならないシーンだらけで、
自分だけじゃなく家族や周りのことをも考えると自由に動けないことだってたくさんある。
ですので、たまのご褒美という言葉がありますが、この際図々しく、
常にご褒美ってことにできたらな、と思っています。
毎度高価なモノである必要はなく、スタバの新作を買うでもいいし、
駅に着いた瞬間に電車きた、程度でいい。タイミングが味方してる、
と勝手に思い込むくらい許してほしい。
買ったばかりのチャーチの靴はまだまだ革が固く、痛いこともありますが、
これは喜びの痛み。
初めて手にした時のこの気持ちを忘れずに、一生履き続けていきたいです。
みなさんにも日々、素敵なご褒美がありますように。