働く40代を応援!新時代のEC連動メディア

抜け感のあるおしゃれを目指す!スタイリスト村山佳世子流「さりげない甘さの作り方」

自身の著書『一生もののおしゃれが身につく10のルール100のコーディネート』が4万部を超えるヒットとなっているスタイリスト村山佳世子さんに、さりげない甘さに仕上げる方法を教えていただきました
PROFILE
むらやま・かよこ/集英社の女性誌を中心に第一線で活躍。高い審美眼とスタイリング力で、ファッション業界からはもとより多くのモデルからも絶大な信頼を集める。Instagram:@stylist_murayama_kayoko
単行本『一生もののおしゃれが身につく10のルール100のコーディネート』

単行本『一生もののおしゃれが身につく10のルール100のコーディネート』(¥1,600/集英社)。全体的にシャツやデニムなどメンズライクなテイストが多い中、「甘さ」をテーマにした章ではワンピースやスカートなど「黒」を軸に、フェミニンなコーデを紹介

マニッシュ&シンプルが好き。でも、時には甘さを自分らしく楽しみたい

自分で言うのもなんですが、私自身はかなり「甘さ控えめ」なほう。メンズっぽいテイストが大好きで、ワードローブはベーシックでシンプルな服がメインです。

でも、そんな私でも、時には甘さが欲しい。なぜなら、辛口な服だけで固めると、大人の女性はどうしても貫禄が出てしまうから。余裕は欲しいけれど、貫禄はいらない。だから「カッコよすぎる」よりも、甘さを足すことで抜け感のあるおしゃれを目ざしています。

と言っても、いきなりピンクというのは、自分自身が落ち着かない(笑)。単行本では「ココ・シャネルの甘さ」と表現しましたが、黒のシックさを味方にすると、無理なく甘いおしゃれを楽しめることに気づきました。そしてもうひとつ提案したいのが、「甘い服こそミックスが大切」ということ。例えばカジュアルミックスや、トラッドミックス。異なるテイストを組み合わせることで、辛口好きの女性にも居心地のいい、さりげない甘さに仕上がると思います。

黒いブラウス×ワイドパンツコーデを着たモデルのRINAさん

1/4

シャツ×ラップスカートコーデを着たモデルのRINAさん

2/4

ジャケット×ペンシルスカートコーデを着たモデルのRINAさん

3/4

ジャケット×パンツコーデを着たモデルのRINAさん

4/4

Murayama's SWEET STYLE 1
甘いテイストは、黒で楽しむ。「一生もの」のルールです
「『もう一度、甘さに還る』。このルールを表現するコーディネートを考えた時、黒という色がもつ独特の力に改めて気づかされました。例えばこんな、ボリューミーな袖のブラウス。白を選べばより甘さが出ますが、黒だとぐっとモードで、クールな甘さ。そこに、カーキのワイドパンツとかごバッグ、カジュアルな要素をミックスしました。これもまた私の、『一生もののルール』」

ドラマティックなバルキー袖とは裏腹に、丈や身幅はコンパクトだからワイドパンツと合わせてもすっきりバランスよく決まる。「写真ではちょっと見えにくいですが、足もとは黒のチュールレースをあしらったフラットパンプス。ここにも甘さを忍ばせました」。ブラウス¥29,000/ストローラーPR(ラシュモン) パンツ¥28,000/スプラス インターナショナル(ロゥタス) バッグ( 3 月上旬入荷予定)¥33,000/カオス丸の内(メゾン エヌアッシュ パリ) 靴¥89,000/ジミー チュウ

Murayama's SWEET STYLE 2
柔らかな色のトーンで、甘い雰囲気に。そこに”トラッド足し”が気分
「ベージュや白でまとめたミルキーな配色。黒がメインのモードな甘さとはまた異なる、優しく女らしい甘さが手に入ります。ここでポイントにしたのは、トラッドミックス。フレアスカートではなくプリーツにすることで、よりさりげない印象に仕上がります」

コットンのビッグシャツとリネンのラップスカート、異なる素材でワントーン配色にリズムをつけて。「パールネックレスもまた、大人のさりげない甘さ足しに欠かせないアイテムです。バレエシューズはパイソン柄で少し辛さを加えて」。シャツ¥19,000(コキュカ)・バングル¥110,000(アリアナ)/ザ ストア バイシー 代官山店 スカート¥54,000/ebure(エブール) ネックレス¥620,000/ミキモト(ミキモト) バッグ¥129,000/J&M デヴィッドソン 青山店(J&M デヴィッドソン) 靴¥26,000/リンク・セオリー・ジャパン(セオリーリュクス)

「秋冬から人気のチェック柄ですが、この春は特に可愛い! リネン素材と色みが大人っぽいチェック柄のペンシルスカートを、クリーンなサファリジャケットと。白ジャケットはコンサバになりがちですが、サファリならいい具合にこなれ感が出て着こなしやすいと思います」。ジャケット¥76,000/マディソンブルー(マディソンブルー) Tシャツ¥10,000/リンク・セオリー・ジャパン(セオリー) スカート¥18,000/ウィム ガゼット青山店(オニール オブ ダブリン) バングル¥14,000/ebure(CATH・S) バッグ¥185,000/ジミー チュウ


Murayama's SWEET STYLE 3
マニッシュなスーツにちょこんと持つ小さなバッグ。こんな甘さもあるんです
「私が学生時代、パンツスーツをビシッとカッコよく着るのがはやりでした。そして再び、流行が戻ってきています。あのころは全身キメキメでもよかったけれど、今は間違いなく『貫禄』との闘い(笑)。そこで使えるのが、ちっちゃなバッグ。マニッシュな服にちょこんと加えた、ほんの少しの甘さ。このさじかげんがどうしようもなく好みです」

小ぶりでも存在感抜群。絶妙な色出しのブルーが美しい、クロコダイルレザーのミニバッグ。「最初、ジャケットのインには白Tを合わせていましたが、アイボリーのリブニットに替えました。ほんのちょっとした違いですが、よりフェミニンな、甘い雰囲気を出したくて」。バッグ(縦18×横23×マチ8㎝)¥250,000/ストラスブルゴ(ストラスブルゴ) ジャケット¥52,000・パンツ¥34,000/ガリャルダガランテ 表参道店(ヘリテノーム) ニット¥19,000(コキュカ)・バングル¥180,000(アリアナ)/ザ ストア バイシー 代官山店

【Marisol3月号2019年掲載】撮影/金谷章平 ヘア/左右田実樹 メイク/小森由貴 スタイリスト/村山佳世子 モデル/RINA

Shopping News トレンドがわかる、買える!

AND MORE

What's New 新着記事

AND MORE

Recently Checked チェックしたアイテム

    AND MORE

    What's New 新着記事

    AND MORE

    Feature 編集部のおすすめ記事

    ×

    この記事をクリップしました!