刺激的なタイトルですね。
最近あちこちでお名前を拝見する中野信子先生の著書。
カバーを折り返すと
「子どものいじめ撲滅」に向けて、大人たちが尽力している一方で、大人社会でもいじめによる事件が後を絶たない。これは「いじめは本来人間に備わった”機能”による行為ゆえ、なくすことは難しい」
・・・・
ならばアプローチを変えて回避策を考えていくことが良好な人間関係を維持するための最善策だ。
こんなことが書いてある。
もう機能なんだと、いじめは。
集団生活をしているのなら起こりうるものとして対処策を考えようという提案。
・いじめられやすい人の特徴
・いじめが増える時期
・男女のいじめの違い
・大人のいじめの回避策
などなどとても参考になる内容。
女性のキャリア開発を阻害する要因の一つに周囲からの足の引っ張り(嫉妬)があると思う。
がむしゃらに頑張って成果を出して、評価をもらうと言われるのが「女を武器にした」「上司のお気に入りだから」
今なんて言った?
こういうことを言われながら、それでも歯をくいしばって仕事を頑張って見返そうと努力を続ける。
すると先輩を差し置いて活躍の場が与えられる。
例えば出張の機会を与えられてお土産を配ろうものなら
「あなたのお土産はいりません」とこう言われる。
「ですよね!」
とっさにこう反応できる。
私も大人になったもんだ。
これはいじめかはわからないが、自分なりに悩んだものだ。
時期的にそうした作用をつかさどるホルモン値が影響することや、集団心理を脳科学者が分かりやすく説明してくれている。
知っているのと知らないでいるのとでは自分の対応力に差が出るであろう内容だと思った。
おススメです!